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日本政府が英語圏の大学新卒を英語教師として日本の中学や高等へ招く制度「JET(The Japan Exchange and Teaching Programme)プログラム」。1987年に848人の参加者で始まったこのプログラムの同窓会は、全米で5508人。ニューヨークでも現在約1000人の同窓生を抱えている。02年同窓生のひとり、スティーブ・ホロウィッツ氏(38歳)が年4回発行の機関紙「JETaaNY」を始めた。内容は、JET同窓生の近況と日本に関する情報を8ページに渡って掲載している。このほど、編集長がホロウィッツ氏からジャスティン・テダルディ氏(29歳)にバトンタッチ、内容ページ数ともに拡大する計画だという。 帰米後も同窓会を作って、度々集まったり交流したりするのは「青春に日本で働いた経験は我々の大切なアイデンティティーの一部となってしまったからです。勿論、共通点のある人たちと友達でいたいといった理由もあります」と、ホロウィッツ氏は言う。 日本でのJET経験が自分の中に大きな比重を占めた一部となっているから、自然と共通点を持った仲間とつながっていたいという気持ちだと言う。ニューヨークに住む約千人の同窓生たちもそんな気持ちで集まってくるのかも知れない。 1年契約で来たJET参加者の多くは、2、3年と滞在を延ばしていることからも、参加者の満足度がうかがえる。JETの実質的な目的は、日本の生徒に生きた英語を教える事だが、参加国と日本との相互理解や日本の国際化増進を図ったものでもある。 ホロウィッツ氏は、92年にアイヴィーリーグのペンシルバニア大学を歴史学専攻で卒業、シニアの時に大学のキャリア.オフィスでJETプログラムを知って応募した。 「特に日本について勉強したわけではなく、ただ漠然と外国を経験してみたいと思いました」という。愛知県の刈谷市に配属された。英語を教えながら日本語も勉強し、1年間が楽しかったのでもう1年契約延長をした。 JET2年目にデューク大学の法律学校に合格、帰国して弁護士となり、現在でも本職は倒産弁護士。傍らJETニューヨーク支部の維持に忙しい。 「JET同窓会委員は、様々な分野で、弁護士や大学の先生やジャーナリストとして活躍してますから、日米の人材のリソースとしても役に立つはずです」と、最近新しいウェブサイトである「JETWIT・COM」(Writers Interpreters Translators)を始めた。 ジャスティン・テダルディ氏はニューヨーク大学で英語を専攻、日本語も準専攻をした。大学シニアの年には、文部省の奨学金(AIEJ)で兵庫県の甲南大学に留学して日本語を磨いた。大学卒業後にJETに参加した時には、英語を教える外国語指導助手ATLよりも、国際交流員(CIR)として、神戸市で翻訳や通訳、機関紙編集等に携わった。 (ワインスタイン今井絹江)