NY近郊ゴルフ場ガイド
「ピンキーとキラーズ」として67年にデビュー、「恋の季節」「涙の季節」とミリオンセラーの大ヒットを飛ばした歌手の今陽子さんが、年末年始を初めてニューヨークで過ごし、ブロードウエーのショーなどを満喫した。 「ニューヨークは見るもの聞くもの沢山あるから飽きないの」とわずか1週間足らずの間に多くのショーを見て回った。「ザ・カラーパープル」「ターザン」「メリー・ポピンズ」「シカゴ」「コーラスライン」さらにニューイヤーズ・イブにはNYフィルをバックにソプラノ歌手でブロードウエーのニュースター、オードラ・マクドナルドのブロードウエーのスタンダードナンバーなど2時間たっぷりと聞いた。 「本当に素晴らしかった。何か彼女を自分に置き換えて見ちゃった」と微笑んだ。 今回のニューヨーク訪問は、ブロードウエーのショーを見ることだけでなく、4月から新国立劇場で始まる「モダン・ミリー」に出演するため、楽譜やCDを購入するなど勉強にも余念がない。 今の主な活動はミュージカル出演と年数回のジャズライブ。テレビではみのもんたの「おもいッきりテレビ」などにコメンテーターとしてレギュラー出演している。 幼いころからジャズ・ポップスなどを好み、作曲家いずみたく氏に師事し、15歳でソロデビュー。 翌年ピンキーとキラーズを結成。「恋の季節」「涙の季節」がミリオンヒットとなり、数々の音楽賞を受賞。解散後、81年に単身渡米。歌・ダンス・英語などを勉強し、ブロードウェーではチタリベラとも共演した。 ニューヨークでは「エビータ」の主人公パティー・ルポンを育てたことで知られるトム・ロジンスキー(故人)に師事、基礎から発声法を鍛えられた。「お腹から声を出すやり方を徹底的に教えられました。また、英語の発音で発声することもね」。1年半のニューヨーク生活は、大きな成果を感じた。本場のオーディションで見事合格。残念ながら舞台にたつことは出来なかったが、誰も得られない自信をつかんだ。ミュージカルの道を選んだのも「歌では人に負けない」裏付けがあったからだ。アメリカ人、イギリス人の演出家から「ヨーコの歌の英語はパーフェクト」と言わせるほど。 88年に早見優主演の「オズの魔法使い」で悪い魔女役を演じ、高い評価を得た。以後、当たり役として何度も演じている。04年には「キャバレー」でも他を圧倒する声量で存在感を示した。 4月16日から29日まで公演される「モダン・ミリー」のあとは7、8月にミュージカル「葉っぱのフレディ―いのちの旅―」を宝田明と共演する。この作品は聖路加国際病院理事長で、昨年の文化勲章受賞者でもある日野原重明氏が、同名の絵本に感銘を受け、脚本・原案をまとめられた子どもたちのミュージカル。 「昨年夏にもやってるんです。好評だったんで再演ですね」。 今年はデビュー40周年。特に決められたイベントはないが、「ニューヨークでも歌えたら、最高ですね」。 これからは「若い子を育て、教えていく立場ですね。舞台ではおばあちゃん役を明るく楽しく演じていきたい」と明るく笑った。 (吉澤信政記者)