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Vol.149:2011年1月14日号
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よみタイムVol.149 2011年1月14日発行号
映画監督SABU、6作品上映
JSオーディトリアムで
既成概念を超えた型破りな世界


堤真一「弾丸ランナー」(C) 1996 Nikkatsu Corporation

寺島進「幸福の鐘」(C) 2002 The Blessing Bell Film Partners

 若者の間でカルト的な人気を誇る映画監督SABU(サブ、本名:田中博行)の6作品が、1月26日(水)から2月5日(土)までJSオーディトリアムで上映される。
 SABUは86年に、「とんねるず」が主演した「そろばんずく」で俳優としてデビュー。その後も俳優活動を続け、96年に「弾丸ランナー」で監督・脚本デビューを果たす。斬新でスピード感のあるアクション映像と独創的なプロットが、国内外で注目を集めた。
 続く2作目「ポストマン・ブルース」では、前作のパワーにラブ・コメディーの要素が加わり、98年、アメリカで開催される世界最大のインディーズ映画祭「サンダンス・フェスティバル」をはじめ、各国の映画祭で話題となった。
 その後、SABU作品はアジアやヨーロッパで公開。幅広い層からの支持を得るようになり、3作目の「アンラッキー・モンキー」で2年連続ベルリン映画祭に招待され、多くの映画ファンから注目されることとなった。
 一方、アメリカではデビュー作品「弾丸ランナー」公開以後、SABU作品は殆ど紹介されなかった。今回の特集は、映画ファンの間で大きな注目を集めているようだ。
 普通の人が突然、不条理に巻き込まれ、そこから必死に逃れようとするノSABU作品によく登場するシチュエーションは、監督の独特な映像表現と相まって、他の邦画ジャンルとは一線を画してきた。監督の創りだす既成概念を超えた、パンクな笑いと型破りな世界に浸る絶好の機会となりそうだ。

MONDAY
1月26日(水)7:30pm

・SABU監督による舞台挨拶及びQ&A
・上映後、パーティー開催

月曜日の朝、ごく普通のサラリーマン・高木(堤真一)は見知らぬホテルの一室で目覚めた。週末にひどく酔っ払い何をしていたか全く憶えていない高木。しかし、ポケットから出てきたお清めの塩が彼の記憶を呼び戻すムム日曜日、友人の通夜に参列した後、そこでのエピソードを面白おかしく恋人・由紀(西田尚美)に話すが呆れられたあげく、フラれる。落ち込んだ高木が訪れた一軒のバー。そこから高木の人生が狂いだしていくのであった。2000年 ベルリン国際映画祭国際批評家連盟賞・カリガリ特別賞・ドンキホーテ特別賞受賞作品。
出演:堤真一、松雪泰子、大杉漣
(2000年/100分)

ポストマン・ブルース(Postman Blues)
1月28日(金)7:30pm
・SABU監督による舞台挨拶及びQ&A

平凡な郵便局員・沢木(堤真一)は同じ事を繰り返す毎日に嫌気がさしていた。ある日、配達の途中に沢木は高校時代の友人で今はヤクザの野口(堀部圭亮)と再会。麻薬に手を出した落とし前に小指を切り落としたばかりの野口は、ヤクザには子どもの頃のように胸がドキドキすることがある、と言う。その言葉に少なからず心を動かされた沢木。野口の部屋から出た後、張り込み中の刑事たちに運び屋と勘違いされたことから、沢木は知らずに事件に巻き込まれていく。
出演:堤真一、堀部圭亮、大杉漣
(1997年/110分)

弾丸ランナー
(Non-Stop a.k.a. Dangan Runner)
1月29日(土)7:30pm
・SABU監督による舞台挨拶及びQ&A

さえない生活にうんざりした安田(田口トモロヲ)は大きな事をしてやろうと銀行強盗を計画するが、肝心の顔を隠すマスクを用意し忘れる。お金が無いためしかたなくコンビニで万引きをしようとするが、店員の相沢(ダイアモンドユカイ)に見つかる。逃げる安田を追いかける相沢。そんな光景を山根組のチンピラ・武田(堤真一)が目にする。走っているうちの一人がシャブの代金を踏み倒している相沢だと分かり逆上した武田も、その追いかけっこに参加することになる。
出演:田口トモロヲ、堤真一、ダイアモンドユカイ
(1996年/82分)

DRIVE
2月2日(水)7:30pm

薬品会社の営業マン・朝倉(堤真一)はいつものように外回りのライトバンの中で赤信号を待っていた。同時に、午後1時きっかりにこの交差点に現れる名も知らないOL(柴咲コウ)のことも待っていた。今日も午後1時ちょうどに現れた彼女を見て思わず微笑む朝倉。彼女と目が合った瞬間、漆黒の乗用車が脇を通り抜けた。その直後、朝倉のライトバンに黒いマスクをした男が三人(大杉漣・寺島進・安藤政信)飛び込んできた。彼らは朝倉に乗用車を追いかけるように命令しノ。
出演:堤真一、柴咲コウ、大杉漣
(2002年/102分)

幸福の鐘(The Blessing Bell)
2月4日(金)7:30pm

工場の閉鎖に伴い工員・五十嵐(寺島進)は失職。あてもなく作業服のまま歩き始めることしか五十嵐にはできない。そんな彼に関係なく世の中は動いている。臓器提供を申し込んだヤクザ、妻を愛しすぎるあまりに殺人を犯してしまった板前、火事でアパートを失ったシングルマザーや病床で妻を心配する老人ノ。たった2日間で様々なことに偶然触れた五十嵐。幸せとは一体何なのか?自分にとっての幸せとは?
出演:寺島進、西田尚美、鈴木清順
(2002年/87分)

トラブルマン(Troubleman)海外初公開
2月5日(土)5:00pm

保険会社に勤める徳田(加藤成亮)は根っからのお人よしが原因でクビになる。帰宅するとアパートの自室の前にたむろするヤクザたち。トラブルを避けるため自分の部屋へと逃げ込むがなぜかそこにはヤクザが探している人物である隣人の尾崎(竹財輝之介)が居た。尾崎と関わったためヤクザから狙われ、逃げる度にアパートの住人と関わり、またトラブルに遭遇する徳田。そしてアパートの住人たちの過去が明らかになっていく。第7話から最終回を一挙に公開。
出演:加藤成亮(NEWS)、竹財輝之介、岩佐真悠子
(2010年/180分)

入場料:一般$12、会員/シニア/学生$9
会場: JSオーディトリアム
(333 E. 47th St., bet. 1st & 2nd Aves.)
問合せ: ボックス・オフィス212-715-1258
*全ての映画が鑑賞可能な映画パスも発売
(JS会員対象、各$40、会員1人につき2枚まで)
www.japansociety.org