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日本を代表する現代音楽の作曲家、一柳慧(いちやなぎ・とし)が芸術監督を務める「アンサンブル オリジン」が3月14、15日の両日、カーネギーのザンケルホールでアメリカデビューを飾る。このコンサートでは、奈良正倉院に伝わるアジアの古代復元楽器を使い、古代の響きを生かした一柳の新曲を世界初演する。 今回の演奏では「かつて日本に存在し今は失われてしまったアジアの古代の響きを、現在によみがえらせること」と「古代と現代を結ぶ、音楽による東西の出会いと交流」をテーマにしている。 1000年以上も前の古代楽器を現代によみがえらせ、そこから新しい音楽を生み出していこうというもの。 両日7時30分からの演奏会に加え、15日(土)2時の公演では「一柳慧の音楽世界」と題し、アンサンブル オリジンによる一柳慧の曲の演奏とともに、日本文化研究の権威であるベアテ・ゴードン(Beate Gordon)女史と一柳慧によるトークが行われる。 ◇ 一柳 慧(いちやなぎ とし):芸術監督=1933年2月4日、神戸に生まれる。日本における現代音楽の代表的作曲家、ピアニスト。ジュリアード音楽院卒業。ニューヨークでは現代音楽の巨匠、ジョン・ケージに学び、ケージらと前衛音楽活動を展開。61年帰国。自作および日欧米の新しい音楽の紹介と演奏をおこない、さまざまな分野に強い刺激を与える。 ヨーロッパ音楽と日本の伝統的コンセプトを組み合わせた独自の作風で国際的に高い評価を受けている。オペラ、6曲の交響曲、室内楽曲、電子音楽、雅楽、声明、日本の伝統楽器のための作品など多数。 フランス芸術文化勲章、毎日芸術賞、京都音楽賞、紫綬褒賞などを受賞。現代音楽祭インターリンク・フェスティヴァル芸術監督、国立劇場専門委員、日本音楽コンクール委員、神奈川芸術文化財団芸術総監督などをつとめ、現代音楽の普及にも携わっている。 【プログラム】コンサートでは、一柳慧作曲、世界初演となる復元楽器、西洋楽器、声明によるアンサンブル曲「Co-existence 2008」のほか、この30年間の一柳の作品の中から「Still Time II(時の佇いII)」(1988)、「The Source(源流)」(1990)、「Time Sequence」(1976)、「Paganini Personal」(1982)を演奏する。 また、田中賢作曲「Phoenix Soars Across the Sky(鳳凰が遍くを翔る)」と、権代敦彦の新曲「HOMA」が復元楽器と声明によるアンサンブル曲として世界初演で披露される。 「一柳慧の音楽世界」 【会場】カーネギーホール、ザンケル・ホール 【日時】3月15日(土)2:00PM 【料金】$15 - 25 ※ベアテ・ゴードン(Beate Gordon)女史と 一柳慧によるトークあり。 【チケット】 カーネギーホール・ボックスオフィス 住所:881 7th Ave. (57th St.) 電話 : (212) 247 - 7800 オンライン: www.carnegiehall.org 学生、シニア割引あり。 グループチケット購入/お問い合わせ: Micocci Productions (212) 874-2030 <関連イベント> シンポジウム: Ancient Soundscapes: New Echoes, A Symposium and Musicales ※シンポジウムでは古代楽器の歴史や復元の過程についてのパネルディスカッションと共に復元楽器でのデモンストレーション演奏を行う。 【会場】Casa Italiana at Columbia University 117th Street & Amsterdam Avenue 【日時】3月13日(木) 5:00PM〜9:00PM 【詳細・問合せ】(212) 854-7403 www.medievaljapan.org