2017年04月14日号 Vol.299

折原美樹パフォーマンス、LICで
大江千里も出演



 マーサ・グラハム舞踊団のプリンシパルダンサー、折原美樹(おりはら・みき)=写真=による2つのソロコンサートが4月末、いずれもロングアイランドシティーのラガーディア・パフォーミングアーツセンターで開催される。

ダンシング・フォー・ジャパン2017
 折原自身が企画・主催する東日本被災地へのベネフィットコンサート。東日本大震災直後、折原は「何かできないか」と、ジャパン・ソサエティーでベネフィットコンサートを行った後、14年「ダンシング・フォー・ジャパン2014」を開催。「震災から6年。今も被災者の負担は続いています。忘れてはいけないのが支援の継続です。ダンスを通して私のできることをこの公演に託します」と折原は話す。会場ではサイレントオークションも行われる予定だ。
 今回の収益金は、教育NPOカタリバ(www.katariba.or.jp)に寄付される。震災後、学生たちが立ち上げたグループで、災害にあった子供たちの進学の夢を諦めさせないようにと、ワークショップを開いたり、1日30円の寄付から子供たちの教材をそろえたりといった活動を展開している。この夏、折原が帰国する際、東京の事務所に直接出向いて収益を手渡し、芸術分野での活動に活用してもらう予定。
 出演者は他に(順不同)、ロクサンヌ・ドーリンズ・ジャスティ(ホセ・リモンカンパニー)、エリン・ディロン(振付家)、フランチェスカ・ハーパー(フランチェスカ・ハーパー・プロジェクト主宰)、アスク・ラ・クー・ラスムッセン(NYシティバレエ)、パスカル・リユー(リユー・ダンス・NY主宰)、植山武博(TAKE Dance主宰)、大江千里(ジャズ・ピアニスト)。

共鳴(Kyomei)Resonance II
 ラガーディア・パフォーミングアーツセンター主催。
 2014年、同名の新作を初のソロコンサートとしてラ・ママで発表。今回は2回目の公演となる。両日とも開演1時間前に映画「Resonance」(2014年)、「broken memory」(2017年)を上映する。
 折原のサブテーマは「温故知新」。アメリカのダンスパイオニアの作品を未来に伝えていきたいとの思いから、初のソロコンサートを「共鳴」と題して発表したのが14年。30年代のグラハム作品をはじめ、70年代ホセ・リモン、マーサ・クラークなどの作品と、自作を組み合わせた構成だった。
 今回の第2弾「共鳴」は新たな構成で、アブストラクトなモダンダンス、コンテンポラリーダンスに挑戦する。
 アメリカ・ポストモダンの重鎮マース・カニングハムの作品、アメリカン・コンテンポラリー・ダンスの先駆的存在ラー・ルボヴィチの作品、そして狂言師・役者の石田淡朗と折原の初コラボレーション新作など。若手シャルロット・グリフィンの新作では、ジャズ・ピアニスト大江千里のオリジナル曲で、折原がソロで踊る。

★Dancing for Japan 2017
■4月27日(木)7:00pm
■前売り$25、当日$30
★共鳴(Kyomei)Resonance II
■4月28日(金)
 映画7:00pm・開演8:00pm
■4月29日(土)
 映画2:00pm・開演3:00pm
■チケット:$20


■会場:LaGuardia Performing Arts Center
 31-10 Thomson Ave., LIC
www.jpac.nyc/events
■問合せ:TEL: 718-482-5151
 kyomei.info@gmail.com



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