2017年04月14日号 Vol.299

ヒカシュー、北米初演
ゴジラなど怪獣映画音楽
共演にチャラン・ポ


Photo by Masaaki Ikeda


 ジャパン・ソサエティー(JS)で4月28日(金)、「ゴジラ伝説:伊福部昭の怪獣映画音楽」と題したコンサートが開催される。
 映画「ゴジラ」シリーズのテーマソングをはじめ、登場する怪獣たちの登場音楽を、テクノポップバンドの草分けヒカシュー(1978年結成)と、ゲスト・ミュージシャンらが多彩なアレンジで演奏。姉妹デュオ、チャラン・ポ・ランタンのほか、トランペットやサクソフォンなどのブラスや、シンセサイザーまで、総勢11人のミュージシャンが集う。
 日本の映画音楽の父とも言われる故・伊福部昭(いふくべ・あきら、1914〜2006年)作の曲から、ゴジラ映画シリーズの中でも最も思い出深い作品を演奏する。
 西洋クラシック音楽に、日本の民族音楽を融合し独特の世界観を構築した伊福部。ゴジラ映画をはじめ日本の特撮怪獣映画の魅力に多大な貢献をしている。
 「ゴジラ」シリーズほか特撮怪獣映画のテーマ曲を、元ヒカシューのメンバー・井上誠が編曲し、1984年に最初のアルバム「ゴジラ伝説」が発表された。2作目以降も編集、製作を繰り返し、2014年から4枚組のCDセットとして販売されている。
 このアルバムで井上は、少年時代に感銘を受けたゴジラ映画の音楽を当時の印象のままに演奏しようと、伊福部のオリジナル音楽をいったん解体。電子音源に合わせて作曲し直している。伊福部本人にも認められ、アルバム名に「ゴジラ」という名前を使うことを東宝から許可されたという経緯がある。
 以来、ヒカシューは日本中でライブ演奏しており、14年にはゴジラ生誕60年、伊福部昭生誕100年を記念し、東京と大阪でコンサートが行われた。今回のジャパン・ソサエティーでの公演は、「ゴジラ伝説」の米国デビューとなる。
 アルバムに収録されている「モスラの歌」は、1961年公開の映画「モスラ対ゴジラ」からの曲で、双子の女性デュオ「ザ・ピーナッツ」が歌ってヒットした。ヒカシューのコンサートでは、その時々の話題の女性歌手2人をゲストに迎えており、近年では、今回のJSコンサートにも出演するチャラン・ポ・ランタンがこの歌を歌っている。

■4月28日(金)7:30pm(キャッシュ・バー6:00pm)
■会場:Japan Society:333 E. 47th St.
■一般$32、JS会員$28
※同コンサートチケットで、展覧会「第三のジェンダー:浮世絵に描かれた若衆」入場料が$3割引
■TEL: 212-715-1258
www.japansociety.org



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