2017年09月08日号 Vol.309

現代オペラ
「フォー・ナイツ・オブ・ドリーム」
夏目漱石の「夢十夜」原作


アレック・ダフィー


謙=デービッド・マズア(Photo © BethRossBuckley )


長田原(Photo © Markus Gårder )


現代オペラ「フォー・ナイツ・オブ・ドリーム」が、9月13日(水)、15日(金)、16日(土)、ジャパン・ソサエティー(JS)で上演される。原作は夏目漱石の名作短編集「夢十夜」。悟りを開けず悶々とする侍、次々に襲い掛かる豚の群れ、100年前の謎の殺人、死の床にある女の願い…。書籍中の4つのストーリーが、90分の現代オペラとして蘇る。英語上演。
もともと「フォー・ナイツ・オブ・ドリーム」は、2008年スウェーデンで世界初演され、その後12年にコンサート形式の抜粋版がニューヨーク・シティー・オペラで上演されている。今回の上演版は全く新しいプロダクション。JS創立110周年と、夏目漱石(1867〜1916年)生誕150周年を記念して再構築された。世界初演となる。

作詞・作曲は、ニューヨーク在住の作曲家、長田原。08年スウェーデンのバデステナ・アカデミーからの委嘱により、書きおろしたものだ。複雑に絡むメロディー・ラインは、生き生きとして、時に怪しげに、時に陽気に弾み、摩訶不思議な意識下の夢の世界を鮮やかに表現する。
演出は、オビー賞受賞演出家で、話題のパフォーマンス・スペースJACKを主宰するアレック・ダフィー。指揮はボストン交響楽団の副指揮者、謙=デービッド・マズアだ。
出演する6人のオペラ歌手は、ニューヨークでオーディション選出。12人の奏者は、日本で東京文化会館が選出した。今年トニー賞を受賞したミミ・リエンが舞台美術を、ウァナ・ボテスが衣装デザインを、トゥーチャ・ヤサックが照明を担当する。

■9月13日(水)・15日(金)・16日(土)7:30pm
 ※13日:アフターパーティー
 ※15日:アーティストとのQ&A
■会場:Japan Society
 333 E. 47th St.(bet. 1st & 2nd Aves.)
■チケット:一般$55、JS会員$45
www.JapanSociety.org


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