2017年11月3日号 Vol.313

ワーグナーの名作が
1時間の体験型オペラに!
「マイスタージンガー」


Anna Etsuko Tsuri(左)とPerri Sussman


体験型オペラ「マイスタージンガー(MEISTERSINGER)〜心に響く歌を歌えるのは誰」(ワーグナー作)が、クイーンズ図書館フラッシング分館で11月5日(日)、フラッシングタウンホールで同12日(日)上演される。クイーンズ図書館公演は入場無料。フラッシングタウンホール公演も子供・学生は無料、大人は一律5ドル。公演は英語。
クイーンズに本拠地を置くオペラ団体、オペラポムルージュ(OPR)による、観客参加型のユニークな試みだ。観客が会場に足を踏み入れた時点で上演が始まっている。
客席の真ん中には公園内の遊歩道を思わせる道があり、小さな屋台で売り子が来場者にプレゼント(チラシ持参者のみの特典)を配っている。手作り小道具や、音楽コンクール審査員審査カードも配り、実際に公演中に観客に使ってもらう。
数人の希望者には、公園の通行人として実際にオペラに出演してもらうほか、劇中での枕投げ大会にも風船を使って参加してもらう。これらは上演前10分間で、観客と簡単なリハーサルを行い、オペラで歌われる歌も一緒に練習する。
子供から大人まで、オペラ通から初心者まで、誰でも楽しめるプログラムだ。
OPRは、オペラをもっと身近に楽しんでもらうことで、オペラ界の活性化につなげようと活動する団体。体験型オペラの構成、編曲、台本、演出は、釣アンナ恵都子が手がけている。
オペラ史上最力作の一つに数えられるワーグナーの「マイスタージンガー」は、上演時間が通常5時間にも及ぶ。出演者もコーラスを入れると400人以上になる超大作だが、それを今回は上演時間1時間ほどにまとめ、舞台をニューヨークの80年代へと設定を変え、歌手は女性ばかり9人という作品に仕上げている。
このプロダクションは今回が初演。指揮者は中林純、ギターは小田村愁、歌手はペリー・ススマンなど。

■11月5日(日)2:30pm
■会場: The Queens Library
 at Flushing
 41-17 Main St., Flushing
■無料

■11月12日(日)5:00pm
■会場:The Flushing Town Hall
 137-35 Northern Blvd., Flushing
■一般 $5、子供/学生(要ID)無料
 ※要予約  Tel: 718-463-7700 ext. 222

★オペラポムルージュHP:
operapommerouge.wixsite.com/home


HOME