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Vol.171:2011年12月2日号
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よみタイムVol.171 2011年12月2日発行号
第27回NY日商年次晩餐会
駐日米大使、米海軍司令官ら
被災地に熱いメッセージ
左から:狩野務専務理事(ニューヨーク日本商工会議所)、八丁地隆氏(日立アメリカ社会長)、スティーブ・フォーブス氏(フォーブス会長兼編集主幹)、ジョン・ルース駐日米国大使、パトリック・ウォルシュ米海軍太平洋艦隊司令官、アンダーソン夫妻、Mr. Shachar Zahavi(イスラエイド)、小野誠英ニューヨーク日本商工会議所会頭(米国三菱商事会社会長)
ニューヨーク日本商工会議所の第27回アニュアル・ディナー(日米年次晩餐会)が、11月15日(火)、市内ヒルトンホテルのボールルームで開かれた。
日米財界人の交流親睦と、ビジネス強化を目的として開催されるもので、今年は1000人以上の日米のビジネスリーダーが参加。晩餐会のチェアマンは、日立アメリカ会長の八丁地隆氏と、フォーブス会長兼編集主幹のスティーブ・フォーブス氏が務めた。
今年の晩餐会は、東日本大震災の被災者支援と復興に向けた、さまざまなな努力・活動が焦点。冒頭で、小野誠英NY日商会頭から、アメリカとアメリカ国民に対して、被災地復興支援への謝意が述べられた。
続いて被災地からのビデオが流され、災害当日の様子から、避難所での生活、現在の復興の様子が語られた。たくさんの被災者らからアメリカへの「ありがとう」のメッセージに、参加者は皆涙を流していた。
基調講演は、ジョン・ルース駐日米国大使が行った。今回の震災に際し、米国側代表として日本への全面支援の橋渡しを行った同大使は、さまざまなスライド写真を紹介しながら、被災地への訪問や、被災地の子供たちとの個人的な交流体験を語った。
「日本はこれまでも第二次世界大戦や関東大震災など、多くの困難から復興してきた。今回もきっと立ち直れると信じている」と、被災地にエールを送った。
日米理解と友好に貢献した個人に贈られる日米特別功労賞(イーグル・オン・ザ・ワールド・アワード)は、パトリック・ウォルシュ米海軍太平洋艦隊司令官に授与された。震災直後から緊急救援「トモダチ作戦」を陣頭指揮した功績が認められたもの。
受賞のあいさつで、「トモダチ作戦」という命名とコンセプトが、米国人哲学者ジェイコブ・ニードルマンの「米国人の精神」と、新渡戸稲造の「武士道(日本人の精神)」からきていることを語り、今後の官民双方の連携の大切さを強調した。
特別栄誉賞(ルミナス・アワード)は、大震災で最初の米人犠牲者となった故・テイラー・アンダーソンさんの遺族と、イスラエル緊急医療チーム「イスラエイド」に授与された。NY日商基金(JCCファンド)から、テイラー・アンダーソン追悼基金とイスラエイドに、それぞれ5万ドルずつが寄付された。
アンダーソンさんは大震災当時、宮城県石巻市の小学校に英語補助教師として勤務しており、地震後、児童を保護者に引き渡した後に、津波にのまれ死亡。「イスラエイド」は、医療支援団として震災直後の救命と、復旧支援に尽力し、現在も引き続き被災者への精神カウンセリングを行っている。
晩餐会の収益金はすべて、同商工会議所の基金「JCCファンド」を通じて、日米友好、教育、地域貢献活動などのために役立てられる。