お特な割り引きクーポン。
プリントアウトして
お店に持って行こう!

よみタイムVol.59 2月23日号
イベント情報






 連載コラム
 [医療]
 先生おしえて!

 [スポーツ]
 ゴルフ・レッスン

 NY近郊ゴルフ場ガイド


 [インタビュー]
 人・出会い
 WHO
 ジャポニズム
 有名人@NY

 [過去の特集記事]

 よみタイムについて
 
よみタイムVol.59 2月23日発行号
ジャムズネット
増え続ける海外在留邦人
心のケアネットワーク構築の必然性
日本の精神科医師招き領事館で講演会

海外在留邦人のための心のケアについて講演する鈴木満氏

講演会に参加したニューヨーク周辺の精神医療従事者

 ニューヨーク周辺で活動する医療関連の邦人支援NPOグループの相互連携の場として、年1月に設立された「邦人医療支援ネットワーク(ジャパニーズ・メディカル・サポートネットワーク)」、通称「ジャムズネット(JAMSNET)」。19団体が参加し、米国日本人医師会会長で、コロンビア大学医学部の本間俊一教授を代表に、在ニューヨーク日本総領事館が側面サポートをする形で、着々と活動を展開している。昨年末には、心のケア従事者らによるメンタルヘルス・ネットワークがジャムズネット内に構築された。
 ジャムズネット内メンタルヘルス・ネットワークの第1回会合に併せ、日本から精神科医師を招いての講演会が2月9日、在ニューヨーク日本国総領事館で開かれた。
 ネットワークの会合に先立ち、午後4時から開かれた講演会では、岩手医科大学精神科教室助教授の鈴木満氏が、「海外在留邦人精神保健対策ネットワーク作りについて」というテーマで話をした。続いて6時から開かれたメンタルヘルス・ネットワーク会合前にふさわしいテーマだった。
 鈴木氏は、パリ、ロンドンでの自らの勤務経験を交えながら、世界の様々な国における邦人の精神保健、心のケアの現状について、アンケートや調査結果などをもとに説明した。
 鈴木氏がロンドン駐在中の1992年、在英邦人の精神保健シンポジウムに始まり、一連の心のケアネットワークが構築されたが、結局は長続きしなかった苦い体験などを語り、「皆さんのニューヨークでのネットワーク作りの参考にしてほしい」と話した。
 海外で暮らす日本人は年々増加しており、現在世界中の在留邦人数は約100万人に上る。旅行者や短期留学などの海外渡航邦人数になると、年間約1900万人にも達するという。
 鈴木氏は「海外は、大多数の邦人にとって精神医療過疎地域である」として、外国で暮らす日本人が精神障害に苦しみ、助けを十分に受けられないでいる現状を説明。国別、または先進国と途上国間での在留者の悩みの違いなど、興味深い統計も示された。
 「ニューヨークは、いろいろな意味で恵まれていると思います。このニューヨークでのネットワークが、引いては西海岸や日本と連携していくような体制が将来構築されるよう、今から一緒に尽力していきましょう」としめくくった。
 同行した神山昭男医学博士(外務省診療所顧問、海外邦人医療基金顧問)、梅原麻衣子精神科医師(千葉県精神科医療センター)は今後、海外からの帰国者受け入れネットワークを立ち上げるために、海外連絡協議会を発足させるべく活動中だ。
 鈴木氏は「ニューヨークの邦人向け心のケアの現状を、精神科専門誌に投稿するなどして、日本にもどんどん伝えてください」と、参加した約30人の精神医療従事者に呼びかけた。
 領事館から出席した邦人保護担当者は、「これまで様々な国で邦人保護に当たったが、渡航者の精神面での問題に直面したのはニューヨークが初めて。ここに出席された邦人精神医療従事者の皆様には、これからも援助を仰ぐことになると思う」と話していた。
邦人医療支援ネットワーク(JAMSNET)
(Japanese Medical Support Network)
領事館ホームページ
www.ny.us.emb-japan.go.jp/
JAMSNETホームページ
www.ny.us.emb-japan.go.jp/jp/g/05.html


JAMSNET
(Japanese Medical Support Network)
19の邦人医療団体が参加する、日系社会のための医療支援ネットワーク。詳細は領事館のホームページまで。ny.cgj.org/jp/g/05.html