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よみタイムVol.131 2010年2月28日発行号
連載
 JASSI駆け込み寺日記(23)
私たちの生活に直結するセンサス
日系社会の未来のためにも
きちんと回答しよう!


高木萌
(サービスコーディネーター・インターン)
  国勢調査と聞いて何を思い浮かべますか? 恥ずかしい話ですが、私は先日まで漠然と「 国民の数を国が把握するため」としか思っていませんでした。しかし現実は、私たちの生活に想像以上に大きな影響があることを知り、自分だけでなく、自分が住む地域や、将来のためにも、もっと積極的に参加すべきだと思いました。
 国勢調査によって、単に人口だけでなく、どこにどんな人(人種や家族構成など)が住んでいるかがデータになります。それを基に、連邦政府からの地方給付金の割り振りだけでなく、病院、学校、託児所、シニアセンターなどの建設場所を決める際にも利用されます。スーパーやデパートなどの一般企業も、建設場所を決める際にセンサスのデータを基にするのです。
 自分が常に利用している店やサービスが、そうしたデータを基に決められていたと知り、「無関心」であることの怖さを知りました。日本人として、アジア人として、ここに私たちがいるとアピールすることで、今後の生活が楽になる可能性があるのに、気にもとめていなかったのです。
 長時間かかる調査ならためらいますが、センサスは、性別や年齢など約10分で答えられる質問項目で、移民ステータスは一切問われません。それでも多くの方が参加しないのは、やはり私と同じく国勢調査とは何かを正確に把握していないことや、無関心さからでしょうか。
 確かに、あと半年や1年で帰国する方にとっては、3年後や5年後に反映されるかどうかもわからないデータへの協力など無意味と思えるかもしれません。今不自由していないから現状維持で構わないと思う方もいるでしょう。しかし、少しだけ顔を上げ、周りを見渡し、自分以外の人の未来に目を向けてみてください。今後ニューヨークで生活することになるかもしれない友達、後輩、家族、将来授かる子どもたちのために。
 何十年というあなたの人生のうちの10分を、センサスへの回答に投資してみませんか?


JASSI (日米ソーシャルサービス)
1981年設立。フレンドリービジット、個人相談、月例イベントなどの高齢者プログラムのほか、ホットラインでは日常生活の様々な問題解決をサポート。心のケアでは個人面談を提供。気軽にご相談を。
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