2017年4月14日号 Vol.299

偽アマゾンにご注意
新手のメール詐欺

アマゾン、特にアマゾン・プライムの利用者は要注意。新手の詐欺が横行している。差出人は「アマゾン・フロード・プリベンション(アマゾン詐欺防止)」。よくもぬけぬけと、である。
 要件の欄には「Your amazon account is temporary disabled」。これ、文法も間違ってないか?正しくは「temporarily disabled」だと思うのだが。アマゾンも大文字を使うのでは?
 とにかく、一見いかにも本物のアマゾンっぽいロゴも付いているが、書き出しが「Sorry about this error,」と、最初から間違いを認めるのかよと、なんだかしまらない。ツッコミどころ満載のメールだから、引っかかる人も少なかろうとは思うが、念のため警戒警報を発しておきたい。
 内容は、「アマゾンが、臨時にあなたのアカウントをブロックしています。以下をクリックして、あなたのアカウントインフォを入力し、あなたがあなたであることを証明してください」と。
 そして、「なぜアカウントがブロックされたかというと、アマゾンの『オートメーション・システム』が、あなたのアカウントの『アンユージュアルなアクティビティ』を察知しました。カスタマー情報の安全のため、アマゾンはあなたがあなたであることを確認するまで、アカウントをブロックします」。
 と、こういうようなことが、文法も綴りもめちゃくちゃな文章で綴られている。「you is the account owner」はないでしょう。
 おそらくは、アジアの某国あたりの暇人が悪さをしているだろうが、みなさんくれぐれもご用心を。

イエローキャブ
メダリオンの危機か

 イエローキャブのメダリオンは、いわゆる「流し」の営業のために絶対必要なもの。ニューヨーク市のイエローキャブのメダリオン価値は、2014年1台130万ドルまで上がった。ところが、その翌年あたりから下降し始め、今や1台25万ドルをきっているという。
 理由は明白で、ウーバーやリフトといったスマホのカーサービスアプリの台頭だ。ニューヨーク市全体のキャブ乗車数に占めるイエローキャブの割合は、2015年4月85%から、16年4月には65%に減っていると、モルガン・スタンレーの調査結果が示している。
 いずれにしても大金なので、そうホイホイと買えるものではなく、皆ローンを組んで買うのだが、ピーク時にローンを組んだ人・組織はたまったものじゃない。さらに、今は売りたくても銀行が融資しなくなっているそうだ。
 ちなみに、イエローキャブを呼べる無料アプリもある。ウーバーやリフトの陰に隠れて全然存在感がないが。「ARRO」(www.goarro.com)だ。
 ウーバーやリフトに乗ってよく思うことだが、ドライバーが道を知らない。GPSの言いなりだ。イエローキャブの運転手とも随分喧嘩はしたが、彼らの方がまだ道を知っているのは確かだろう。

IDNYC個人情報
市が年末までに破棄

 市が発行するニューヨーク市民向けのIDカード「IDNYC」。様々な特典がつけられ、特に移民向けに作られたプログラムだ。すでに100万人以上のIDNYCカードが発行されている。
 市が保管するこれらの個人情報を破棄することが、このほどニューヨーク州最高裁で認められた。連邦政府が、移民の国外追放の目的で、IDNYCの個人情報にアクセスすることを阻止する目的だ。
 ただ、今すぐに破棄することはできず、控訴審での結果を待つことになるが、市は今年末までに破棄したいとしている。
 その場合、これらのカード保持者が甘受している様々な特典がどうなるのかが気になるが、デ・ブラジオ市長は「IDNYCはニューヨーク市民を守り、様々な特典により市民と市を繋ぐ目的で作られた。今後もそれは変わらない」としている。



Copyright (C) 2017 YOMITIME, A Division of Yomitime Inc. All rights reserved