2017年7月7日号 Vol.305

トランプ、あんたは
ツイート依存症だ!

昨年の選挙中から、トランプの究極の悪癖であるツイート。大統領になっても、相変わらず低レベルのツイートを世界に向けて発信している。これはもう依存症レベルだ。
最も新しいのは6月末(7月1日現在)。MSNBCの朝番組「モーニング・ジョー」のホスト、ジョー・スカーボロとミカ・ブレゼジンスキに向けて、トランプが個人攻撃した。常々トランプをこき下ろすこの二人に向けて、「ブレゼジンスキは低IQ、ジョーはキチガイ」とやらかし、続いて女性であるブレゼジンスキを「フェイスリフトで血だらけだ」と侮辱した。
その20分後、ブレゼジンスキが「トランプの『小さい手』」みたいなツイートで反撃。双方大人気ない言い合いになった。ちなみにトランプは80年代後半、「手が小さい」と某雑誌からおちょくられたことがあり、以来とても気にしているらしい。
スカーボロとブレゼジンスキはさらに自分たちの番組中で、「大統領が、他人の見た目を揶揄(やゆ)するツイートを発信するなど、普通ではない」とし、トランプの精神不安定説を主張した。
これに首を突っ込んだメラニア曰く「夫は攻撃されれば、その10倍のお返しをする」そうだ。彼女、反サイバーブリー(ネット上でのいじめ)運動の展開を目指しているそうだが、真っ先に自分の夫を取り締まっていただきたいもの。
共和党の上院議員らもほとほと呆れ、元共和党大統領候補のジョン・マッケインはCNNに「大統領がすることではない」とし、ネブラスカ州の共和党上院議員ベン・サッシは一言「頼むから(ツイートを)やめてくれ」。
いや実際、そろそろ何とかしてほしいと思うのは筆者だけではあるまい。

次々とトラブル発生
MTA非常事態宣言

6月27日(火)の地下鉄脱線事故の後、アンドリュー・クオモ・ニューヨーク州知事が、このMTAの危機的状況を打開するために「非常事態宣言(ステート・オブ・エマージェンシー)」を発した。こう宣言することで、緊急の連邦援助金などを得られやすくし、必要な修理を迅速に進めることができるという。役所独特の「ハンコ」をいくつもスキップして、さっさと修理に取りかかれるってことだ。
遅いっつの。そもそも地下鉄なんて、何(十)年も前から非常事態だろう。今年に入ってからのアムトラックがらみの連続故障も凄まじい。まともに運行しないのに運賃は上がる。一部のMTA職員に合計10億ドル近い年間残業代を払う余裕があるなら、その分修理代に回せ。
さてクオモ知事は非常事態宣言と同時に、「市民から知恵を募りたい」と提言した。100万ドルの賞金を3つ準備しているらしい。早速6月29日の段階で「プラットホームに運行状況が表示されるデジタル地下鉄マップを設置」などのアイデアが寄せられたというが、そういう+αインフラの前に、まずはシステムそのものを整備せんことには始まらんだろう。
すでにアストリアからブルックリンまでの路面電車計画があることだし、マンハッタンのミッドタウンイーストから、クイーンズブルバード沿いに昔あった路面電車を復活させてはどうだろう。と、クイーンズ在住の筆者はつい自分本位に都合のいいアイデアを練ってしまう。読者の皆さんもいい案があれば提案してみれば? 州から100万ドルもらえるかも。

レントの値上げ幅決定
1年1.25%、2年2%

過去2年間、レント・スタビライズドのアパートの家賃は値上げ幅ゼロだったが、今年は1年更新で1.25%、2年なら2%値上げされることが、6月末決定した。今年10月から来年9月までの賃貸契約と更新に適用される。
貸す側は「ちょっとの値上げでは運営が成り立たない」、借りる側は「据え置きどころか値下げすべき」と、双方真っ向から意見を対立させていたもの。



Copyright (C) 2017 YOMITIME, A Division of Yomitime Inc. All rights reserved