2017年8月11日号 Vol.307

2018年州知事選
クオモ対ミランダ?

1988年から2014年まで6シーズン続いたHBOの大ヒット番組「セックス&ザ・シティー(SATC)」で、ミランダ・ホブズ役を演じたシンシア・ニクソン(51歳)が、2018年のニューヨーク州知事選挙で、アンドリュー・クオモ現知事に党内選挙で挑むかもしれない(ウォール・ストリートジャーナル紙)。
ニクソンは女優業を続けながら、近年は「リベラル・アクティビスト」としても知られるようになっている。2013年の市長選では、ビル・デブラジオ現市長を全面バックアップし、テレビのトーク番組「ビュー」では、クオモ知事の行政を「生ぬるい」と批判したこともある。
ニクソンが力を入れるのは、プランド・ペアレントフッド(保守派が「中絶工場」などと呼び、トランプが助成金をカットしようとしている家族計画支援の非営利団体)の擁護と、公立学校への資金確保だ。ちなみに、ニクソン(同性愛)の妻はニューヨーク市の教育課アドバイザー。
実際にニクソンが、クオモ知事の対抗馬となるかどうかは分からないが、本人はかなり「その気」になっているとWSJは伝えている。ただ、「有名人なだけに注目度は群を抜くだろうが、まず勝ち目はないだろう」とも。それでも、ニクソンの出馬自体、クオモ知事にとっては目の上のたんこぶになること間違いなし。

MTA故障警告メール
登録しない方が得策

この夏、地下鉄やアムトラックの修理が進められている。MTAの案内に従い、試しに「故障・遅延警報メール登録」をしてみた。自分が普段使うラインだけを登録することができる。筆者はキューガーデンズ在住なので、地下鉄E、F線と、ロングアイランド鉄道(LIRR)だ。
結果からいうと、LIRRの故障や遅延警告は全くの許容範囲。割と問題なく運行していることがわかる。が、地下鉄はひどい。
EFを登録すると、ブルーライン(A、C、E線)とオレンジライン(B、D、M、F線)の警告がメールで届く(テキストで受けてもいい)のだが、これが毎日ジャンクメールのごとく届く。登録した7月11日以来、最高は7月21日の41通だった。次いで7月17日の28通。ブルーとオレンジラインだけでコレだ。
遅延理由はある程度パターン化されていて、最も頻繁なのが「緊急の線路整備」「メカニカル・プロブレム」「電気機器の故障」「線路状態が悪い」「信号の故障」だ。意外に多いのが「病人が出た」というやつ。なぜ病人が出て、いちいち列車が遅れるのかというと、駅に病人を下ろしても、駅員がいないため放置するわけにいかず、車掌が列車を止める他ないのだとか。あと、「線路に不審者」「列車に人が轢かれた」というのもあった。
この警告メールサービス、登録されないことを勧める。「知らぬが仏」というが、そういう感じ。知れば知るほど乗る気が失せるから。

線路への落下防止に
プラットホームに壁を

さて、地下鉄の遅延警告メールにあった理由の一つ「列車に人が轢かれた」。MTAが把握するところでは、過去15年間で約750人が線路上で死亡している。障害が残る大けがを負った人は1000人以上いるという。
この中にはもちろん自殺もあるが、事故も多い。日本の地下鉄のように、プラットホームと線路の間に壁を作ることが望ましいが、MTAは例によって「予算がない」でこれまで突っぱねてきた。
昨年夏、ブルックリンのアトランティック・アベニュー駅で、めまいのためプラットホームから線路に転落、入ってきた列車に轢かれ左の手足を切断したブラジル人の女性が、今MTAを相手取って訴訟を起こしている。
確かに、階段下の壁とプラットホームの端まで2メートルもなく、歩くのが怖いような場所もある。仮に訴訟で負けて、賠償金払う余裕があるなら、さっさと壁(柵でいい)を作ればいいのだ。



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