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よみタイムVol.70 2007年8月3日発行号掲載
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OPEN 2007 |

ニューヨークの夏の終わりの風物詩として知られるテニスの全米オープンが、8月27日からクイーンズ区のフラッシング・メドゥズで始まります。全米オープンは、全豪、全仏、全英に続くシーズン最後の4大大会。筆者が厳選した「活躍してくれそうな注目選手」を紹介/分析します。(文・五月女英子) |
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フィールドコートでの観戦で
お気に入りの選手を発見!
会場となるナショナル・テニス・センターは、クイーンズのフラッシングに位置する。地下鉄7番線に乗ってシェイスタジアム駅で下車。改札口を出たら、シェイスタジアムとは反対の方向に歩いていくと間もなく会場の入り口にたどり着く。約46エーカーの広大な敷地内には、メインスタジアムである2万3000人収容のアーサー・アッシュ・スタジアム、2番目に大きいルイ・アームストロング・スタジアム、グランド・スタジアムの3つのスタジアムがあり、その他にも22面のフィールドコートと9面の室内コートが収まっている。
テニス・トーナメントとはいっても、そこはアメリカ。トーナメント中は、ジャズやロックの生演奏あり、観客参加可能のゲームありで、エンターテーメントを重視した会場内はお祭り気分いっぱい。そして、トーナメント開催側が誇るフルサービスのレストランでは、グルメも満足できる上質ステーキや本格的なシーフード料理が食べられる。その他にも、ピザ、ハンバーガー、サンドイッチといったお決まりメニューから、ラテン料理、パスタ、クレープ、すしなどの国際色豊かなメニューを揃えるフードコートがあり、食の面でも充実している。一杯やりながらテニス観戦したい人のためには、数々のビール、ワイン、カクテルを出すフルバーも設けられている。
世界ランキング上位の選手や人気のある選手の試合は、アーサー・アッシュ・スタジアムのセンターコートで行われることが多いが、是非、一度は、フィールドコートで行われている無名選手による試合にも足を運んで欲しい。観客席にいながら選手たちの気迫や試合の張り詰めた緊張感を直に味わえるのは、フィールドコートならでは。そこで新しいお気に入り選手を自分で発見できるのも楽しみのひとつ。
トーナメント中の試合は、昼間の部(デイセッション)と夜の部(ナイトセッション)とに分けて行われる。ナイトセッションは、試合数が昼間に比べて少ないが、試合を見に来る有名人の姿を見かけるのは、夜のほうが多い。人気俳優をはじめ、著名政治家、ミュージシャン、スポーツ選手など、顔ぶれはさまざまだが、こんなところでも全米オープンのすごさが実感できる。
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[女子選手]
2連覇の期待かかるシャラポワ
相変わらず大人気のマリア・シャラポワをはじめ、女子テニスはロシア、東ヨーロッパ勢の活躍がめざましい。
マリア・シャラポワ(ロシア)
昨年、同大会で悲願の四大大会2勝目を挙げた20歳のスーパースター選手。そのモデル並みの容姿とかわいい顔からは想像できないダイナミックでアグレッシブなプレーが持ち味。今シーズンは、完治しない肩の怪我が心配されていたが、先に行われたアキュラクラシック大会で10ヶ月ぶりのタイトル獲得。昨年は、同大会で優勝した後全米を制覇しているため、今年も同様の結果が期待できると勝利への自信は高まっている。
アンナ・チャクべタゼ(ロシア)
20歳の新星選手。今シーズンの4大大会では、全豪、全仏でベスト8進出を果たし、その急成長ぶりが注目される。パワーテニスを得意とする選手がランキング上位を占める中、球種のバリエーションを上手く駆使してポイントを稼ぐオースドックスなプレーで、世界ランキング堂々6位。
杉山愛(日本)
最近は、シングルスよりもダブルスでの活躍が目立つ愛ちゃん。今シーズンは、スロベニアのカタリナ・スレボトニクをパートナーに選び、先の全仏、全英で準優勝という快挙。このままの調子でいけば、全米での優勝の可能性は大いにある。誰と組んでも好成績を残せるのは、彼女がダブルスの名手になったことの証明だろう。
森上亜希子(日本)
先月の全英3回戦では、ビーナス・ウィリアムズを相手にあと1ポイントで勝利というところまで追い込んだが、結局惨敗に終わり、勝負どころでの精神的弱さに泣いた彼女。「見ている人に感動してもらえるようなプレーがしたい。」と言う彼女。今度の全米では、彼女の挑戦するプレーに期待したい。
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[男子選手]
フェデラー止めるのは誰?!
男子テニスは、全米オープン4連覇を狙う王者ロジャー・フェデラーを誰が止められるのかに注目が集まる。
ロジャー・フェデラー(スイス)
今シーズンはすでに全豪と全英を制覇しており、全英5連覇(ビョーン・ボルグが保持していた記録とタイ)という快挙を成し遂げた。完璧と言ってもいいほどの攻防兼備のオールラウンドプレーヤー。04年2月から世界ランキング一位を連続保持していることからもわかるように、優勝をねらう上位選手とってフェデラー打倒は避けて通れない大きな課題となっている。彼のプレーには特に弱点がなく、球の速度を変えながら自由自在に打ち分けることができる、いわば天才的なテニス選手。
アンディ・ロディック(アメリカ)
世界最速を記録する強烈なサーブが最大の武器。4大大会で準決勝、決勝に進む実力はあるが、そこに立ちはだかる壁を乗り越えられないことに悩み、昨年、往年のスターテニス選手ジミー・コナーズに師事し始めたロディック。コナーズ流テニスを取り入れた「新ロディック」は着実に進化しているが、ロディックにとって大きな課題はやはりフェデラーである。昨年も決勝戦でフェデラーに敗れている。低迷する米国男子テニス界にとってロディックの成功は大きな意味を持つため、地元での優勝に周囲の期待は高まる。
ラファエル・ナダル(スペイン)
05年、19歳で全仏初出場にて初優勝を挙げて以来、クレーコートでは圧倒的な強さを誇る。今ではトレードマークとなったノースリーブシャツに膝下パンツというユニークなスタイルでダイナミックなプレーをする姿に多くのファンが引きつけられた。先の全英では決勝戦でフェデラーに惨敗したが、男子テニス史に残るレベルの高いテニスを披露して世界中のテニスファンがフェデラー打倒への手応えを感じた一戦だった。技術的にも精神的にも大きく進化したナダル。
「打倒フェデラー!」に燃えるナダルがここニューヨークで雪辱を果たせるか、おおいに見もの。
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観戦豆知識
アーサー・アッシュ・スタジアムの上の方の席に座る人は、オペラグラスを持っていくことを忘れないように。最上階の席からの外の眺めは最高だが、コート上の選手の姿はやはり遠い。大会開催中は、ちょうどニューヨークの残暑の厳しい時期でもあり陽射しも強い。どのコートの観客席にいても大抵太陽の下でじりじり焼かれることが多いので、晴れている日は、帽子と日焼け止めの用意をしていったほうがベター。
チケット購入方法
1:ナショナル・テニス・センターのチケット窓口
2:インターネット www.USOpen.org
www. Ticketmaster.com
3:電話 Ticketmaster:1-866-OPENTIX
4:ブローカー
大会の通しチケット所有者(Full Series Subscription Ticket Holder)に優先権があるため、一般発売で良い席を手に入れるのは難しい。だが、サブスクライバーがあまったチケットを売りに出すことがあるので、それを購入するという手もある。チケットは、大会公式サイト上で売り出されるので、小まめにチェックすること。
チケットの種類
デイセッションのチケットは、以下の3種類。
アーサー・アッシュ・スタジアム:
メインスタジアムであるアーサー・アッシュ・スタジアムでの指定席。それ以外のコートでは、自由席となる。
ルイ・アームストロング(トーナメントの9日目までの売り出し):
ルイ・アームストロング・スタジアムでの指定席。グランド・スタジアムとフィールドコートでは自由席。このチケットでは、アーサー・アッシュには入れない。
グラウンド・アドミッション(トーナメントの8日目):
アーサー・アッシュを除く全てのコートでの自由席。アーサー・アッシュには入れない。
テニス世界ランキング(8月6日現在)
★女子
1:J・エナン (ベルギー)
2:M・シャラポワ (ロシア)
3:J・ヤンコビッチ (セルビア)
4:S・クズネツォワ (ロシア)
5:A・イバノビッチ (セルビア)
6:A・チャクエタゼ (ロシア)
7:A・モレスモ (フランス)
8:S・ウィリアムス (アメリカ)
9:N・ペドロワ (ロシア)
10:D・ハンチュコバ (スロバキア)
11:M・バリトリ (フランス)
12:M・ヒンギス (スイス)
13:E・デメンティエワ (ロシア)
14:V・ウィリアムス (アメリカ)
15:D・サフィーナ (ロシア)
16:N・バイディソバ (チェコ)
17:P・シュニーダー (スイス)
18:S・ペア (イスラエル)
19:T・ゴロバン (フランス)
20:S・バンマー (オーストリア)
★男子
1 :R・フェデラー (スイス)
2:R・ナダル (スペイン)
3:A・ロディック (アメリカ)
4:N・ジョコビッチ (セルビア)
5:N・ダビデンコ (ロシア)
6:F・ゴンザレス (チリ)
7:T・ロブレド (スペイン)
8:R・ガスケ (フランス)
9:J・ブレーク (アメリカ)
10:T・ベルディフ (チェコ)
11:I・リュビチッチ (クロアチア)
12:T・ハ−ス (ドイツ)
13:M・ヨージニ (ロシア)
14:A・マレー (イギリス)
15:G・カニャス (アルゼンチン)
16:D・フェレール (スペイン)
17:JCフェレーロ (スペイン)
18:C・モーヤ (スペイン)
19:M・バグダティス (キプロス)
20:JI・チェラ (アルゼンチン)
2007全米オープンテニステレビ中継日程表
8月27日(月) 男子/女子 1回戦
USA 午前11時〜午後5時、午後7時〜午後11時
8月28日(火) 男子/女子 1回戦
USA 午前11時〜午後5時、午後7時〜午後11時
8月29日(水) 男子1回戦、女子2回戦
USA 午前11時〜午後5時、午後7時〜午後11時
8月30日(木) 男子/女子 2回戦
USA 午前11時〜午後5時、午後7時〜午後11時
8月31日(金) 男子2回戦、女子3回戦
USA 午前11時〜午後5時、午後7時〜午後11時
9月1日(土) 男子/女子3回戦
USA 午後7時〜午後11時
CBS 午前11時〜午後6時
9月2日(日) 男子3回戦、女子4回戦
USA 午後7時〜午後11時
CBS 午前11時〜午後6時
9月3日(月) 男子/女子4回戦
USA 午後7時〜午後9時
CBS 午前11時〜午後6時
9月4日(火) 男子4回戦、女子準々決勝
USA 午前11時〜午後6時、午後7時〜午後11時
9月5日(水) 男子/女子 準々決勝
USA 午前11時〜午後6時、午後7時〜午後11時
9月6日(木) 混合ダブルス決勝、男子準々決勝
USA 午前11時〜午後5時
男子準々決勝
USA 午後7時〜午後11時
9月7日(金) 男子ダブルス、女子準決勝
CBS 午後12時30分〜午後6時
9月8日(土) 男子準決勝
CBS 午後12時〜午後6時
女子決勝
CBS 午後8時〜午後10時
9月9日(日) 男子決勝
CBS 午後4時〜午後7時
女子ダブルス決勝
USA 午後1時〜午後2時30分
(全て東部時間。変更の可能性あり) |