ホテルのバンケットやウェディングなどの大掛かりなフラワーアレンジメントで、すでに高い評価を受けている。
昨年10月にはカーネギーホールのオープニング・ガラコンサートで、日本人フラワーアーティストとして初めて、舞台装飾を一手に担当。斬新なフラワーアレンジメントが評判になった。
「カーネギーの舞台を花で飾れるのは、毎年一回、シーズンオープニングの時だけなので、大変な名誉でした」と話す。
昨年5月から拠点を東京・大阪からニューヨークに移し、ジュンコ・ヨシオカのウェディングガウン・コレクション、イヴァンカ・トランプのジュエリーコレクションといった、ファッション業界でもメジャーなデザイナーらとショーを展開している。
4月に2回、日本語でのフラワーアレンジメントのクラスを「みち美容室」ギャラリーで開く。まったくの初心者から、多少経験がある人までのオープンクラスだ(詳細は別記参照)。
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大阪府東大阪市出身。父親は、ガーデン&フラワーショップを経営している。今では父を手伝って兄が経営を担当し、弟の竹中がアーティスティック分野を担当するというファミリービジネスだ。クライアントも外資系のホテルが増え、東京にも進出し、父の代とはビジネスはずいぶん変わった。
昨年3月には、今回のニューヨークでのクラスの土台とも言えるフラワーカレッジ「ノアール・ハンナ」を、竹中自身が代表となり、大阪市梅田のヒルトンプラザで開校。パリの「エコール・ド・フローリスト・デ・パリス」との相互文化交流に加え、パリでの短期講習や、有名フローリストの下で研修できるシステムを企画・確立していくのが目的だ。
実家が花屋だったとはいえ、子どものころからアレンジメントをしていたわけではない。「大学生だった20歳のころに初めてトライしました」という。大阪のハイアット・リージェンシーホテルで、花のアルバイトをした時に「歓迎会で大きな花束をもらって感動して、そのときに花をやっていこうと決心しました」。その後、多くのフラワーアーティストの下で修行も積んだ。
ニューヨークには以前短期間住んだことがあり、そのころから移住願望があった。「ノアール・ハンナ・インターナショナル」として、フラワーアーティスト竹中健次として、今後の活躍が期待される。
竹中のアレンジメントスタイルは、モダンで都会的な斬新さが特徴だが「クラスは初心者の方もいると思うので、家庭に置いて鑑賞できる、小さめのアレンジメントを指導します」。
花の扱い方や、長持ちさせるコツなどいろいろなアドバイス満載のクラスとなりそうだ。
竹中健次フラワーアレンジメントのクラス
■日時:4月12日(月)、26日(月)
1)11:00am〜12:30pm
2)6:30〜8:00pm
■Michi Hair Salon
208E 60th St., 2nd Fl
■$60(花と花瓶込み)ハサミなど必要な道具はすべて貸し出す。手持ちのものがあれば持参を。
■問合せ/申し込み
NOIR hanna International, Inc.
TEL: 646-429-9578
kenj@noirhanna.com
www.noirhanna.com
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