2017年3月17日号 Vol.297

[第75回]
キャブライセンスを更新しました


最近、キャブのライセンスを更新してきました。以前は2年に1回だった更新が、近年は3年に1度に変わりました。ハックライセンス(キャブのライセンスのことをこう呼びます)の更新料が3年で252ドル。
更新時に何をするかというと、まずはドラッグテスト(尿検査)。麻薬常用者でないことを証明するため、これだけは更新時だけでなく毎年一回やります。その人によって、ライセンスが切れる日が違うわけですが、僕の場合は3年毎の3月3日。なので、毎年3月3日前90日以内に検尿します。
次に、6時間の安全講習(正味4時間ですけど)。メトロポリタン・タクシー・ボード・オブ・トレード(MTBT)という、小さなフリート(キャブの管理会社)が集まって構成するドライバー支援組織がありますが、そのオフィスで、無料で講習を受けられます。インストラクターがマニュアルに沿って話をしますが、結構個人的な事故とか、リアルな話を聞かせてくれます。
そして、今回新しく加わったリクワイアメントに、障害者対応の車両講習があります。1万4000台くらいあるイエローキャブのうち、2020年までに50%を障害者対応にするそうで、そのために車両に取り付けてある器具の操作を学ぶ必要があるのです。
障害者対応のミニバンタイプのキャブの後部に、車椅子ごと乗ってもらい固定するわけです。講習は3時間みっちり。教室にあるモデルで実際に操作を練習します。
ちなみに、この講習を受けて、障害者対応のキャブを運転すると、1トリップにつき50セント余分にドライバーの収入になり、さらに実際に車椅子のお客さんを乗せると、メーターとは別に、距離によって余分にドライバーに支払われます。例えば、0・5〜1マイルの通常料金が5ドルなら、障害者対応の車で障害者を乗せると10ドルくらいになります。
障害者はあくまでも通常料金を払えばよく、では誰がこの余分を払っているかというと、皆さんです。お気付きかと思いますが、メーターの金額に、常に30セントが加算されていますが、あれが「障害者ファンド」なのです。
障害者は、電話やスマホのアプリでイエローキャブを呼ぶことができ、ディスパッチャーやアプリのシステムを通して「行け」と連絡を受けたドライバーは、拒否できないことになっています。
こんな風に、イエローキャブはほかのカーサービスよりも、障害者対応に力を入れています。(白石良一)



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