2018年1月12日号 Vol.317

江戸時代・男の装身具展
根付・印籠・煙管から小柄まで
無料特別講演会も開催


だるまの根付


展示「男の装身具 根付・印籠・煙管から小柄まで」が、日本ギャラリー(日本クラブ内)で1月25日(木)から2月21日(水)まで開催される。
ユージン&スーザン・トスク・コレクションから、江戸時代から明治初期にかけて作られた根付や、緒締、印籠、喫煙具が展示される。武士の小道具である、鐔(つば)、縁頭(ふちかしら)、小柄(こづか)なども併せて展示し、江戸期から明治期にかけての日本男性のお洒落心を探り、名匠たちの優れた技を紹介する。ゲストキュレーターは、堀佐知子。
故ユージン・トスク氏は、日本美術を愛し、膨大な数の工芸品を蒐集した有機化学者。夫の遺志を継ぎ、スーザン夫人が蒐集を続けている。
18世紀の江戸といえば、流行発信地。男性は流行の着物に身をつつみ、入念に選んだ印籠や煙草入れなどの日用品を腰にぶら下げて持ち歩いていたもので、それらが落ちないように留め具として身につけられたのが根付だ。根付のデザインに工夫を凝らし、裕福さや洒落っ気を表していたと言われる。

初日の1月25日(木) は午後5時から6時、ヒューストン美術館アジア美術学芸員であるブラッドリー・ベイリー博士を迎え、特別講演会も開催される。無料だが、予約が必要。

■1月25日(木)〜2月21日(水)
■会場:日本ギャラリー
 (日本クラブ7階)
 145 W. 57th St.
 TEL: 212-581-2223
■入場無料
info@nipponclub.org
www.nipponclub.org


★特別講演会
■1月25日(木) 5:00〜6:00pm
■入場無料(要予約):
yhonda@nipponclub.org
 日本クラブ事務局
 担当:本多さんまで



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