2018年1月12日号 Vol.317

NY州の医療保険
1月31日加入締め切り迫る
JAAで日本語での加入支援


ニューヨーク州の2018年医療保険への加入締め切りが、1月31日(水)に迫っている。「アフォーダブル・ケア・アクト」、俗に「オバマケア」と言われる連邦制度の下で、州が運営する医療保険プログラムだ。
加入(登録)は全てオンラインで行う。自分でもできるが、記入内容がシンプルなようで分かりにくく、保険制度の仕組みそのものを理解していない人のために、州認定のナビゲーターに手伝ってもらう方が確実だ。
ニューヨーク日系人会(JAA)で、州認定オバマケア・ナビゲーターの関久美子さんと原貴子さんが、日本語で無料支援を提供している。二人は、アジア系の家族向け福祉団体「CACF(Coalition for Asian American Children & families)を介して、2016年州認定ナビゲーターの資格を取得している。

トランプ政権の下、「オバマケア」の存続が議論されているが、ニューヨーク州では2018年はこれまで同様に運営されることが決まっている。
18年分の登録受付は、17年10月から始まっており、同年12月15日までに手続きを完了していれば、18年1月1日から保険が発効する。すでに保険会社からメンバーカードが届いている加入者も多いはずだ。
未加入への罰金は、1年のうち3ヵ月無保険でいた場合で、罰金を避けるためには18年1月31日までに加入すること。その場合は3月1日からの保険発効となる。

ニューヨーク州には、エッセンシャルプランやチャイルド・ヘルスプラスという、子供や低所得者向けの州独自のプランがある。連邦政府による低所得者向けメディケイドを受ける資格はないが、州のマーケットプレースを通して民間保険プランを購入するだけの経済力がない場合は、こうした州運営のプランに入ることも、「アフォーダブル・ケア・アクト」を通して可能になる。
ニューヨーク州医療保険のすべてのプランに共通するベネフィットとして、予防医療(主治医による健康診断、血液・尿検査、マモグラム他を含む婦人科検診、予防接種ほか)が無料であることなどがある。
「初めて加入する人は、お問い合わせください」と関さんは日本人コミュニティーに呼びかけている。

★日本語ナビゲーターによる加入アシスト
■相談受付:TEL646-892-7792(関さん、原さん)
■相談室:NY日系人会(JAA)内:49 W. 45th St., 11th Fl.

★自分で加入・登録する場合はNY州のマーケットプレースHPから
nystateofhealth.org
■TEL: 855-355-5777(英語)



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