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よみタイムVol.64 5月4日号
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よみタイムVol.64 5月4日発行号
メトロポリタン・オペラ千秋楽
ジョン・健・ヌッツォが出演
「ジャンニ・スキッキ」のリヌッチョ役で

 いよいよメトロポリタン・オペラも終演に近づいてきた。5月12日の千秋楽はプッチーニの三部作のひとつ「ジャンニ・スキッキ」が公演される。この作品で日本人テナーとして世界で活躍しているジョン・健・ヌッツォが準主役のリヌッチョ役で出演する。テノールの美声と高い演技力が要求される役だが「自信はあります」とジョンは胸を張っている。
(吉澤信政記者)



 今回の「ジャンニ・スキッキ」は「ヘアースプレー」などブロードウエーの名演出家、ジャック・オブライエンがプロデュースしたことで話題になっている。
 ジョンの声は「リリックテナー」といって限りなく透明感にあふれる声質。オペラ歌手の中でも少なく、今回のリヌッチョ役は的役なのだ。主役のスキッキ(アレサンドロ・コルベリ)がバリトンだけに2人の歌い合いは見ものだろう。
 ジョンは日本人の母親、アメリカ系イタリア人の父親を持ち東京で生まれる。02年はNHK紅白歌合戦に出場、翌03年には大河ドラマ「新撰組」のテーマソングを歌いブレークした。その後は、ニューヨークを中心に活躍している。昨年2月にはメトロポリタン劇場で「ロミオとジュリエット」のティバルト役に抜てきされた。
 最も大きな期待がかけられているのが今年11月ピッツバーグでガエターノ・ドニゼッティ作曲のオペラ「愛の妙薬」に主役を張るネモリーノ役で出演すること。相手役(アディーナ)は「ザ・ファーストエンペラー」(秦の始皇帝)王女ユエヤン役を演じたエリザベス・フトラルが決まっている。
 「最高の舞台、最高のメンバーの中で歌えるなんて信じられない」と胸に手を当てる。「愛の妙薬」といえばパバロッティの当たり役。20人のオーディションを勝ち抜いてもぎとった役だけに「どうしても成功させたい」と気合いが入る。
 もし大きな評価を得られれば世界の「ジョン・健・ヌッツォ」に対する見方も変わってくるはず。「正念場ですね」と本人も自覚している。
 「私には高い音の武器があります。役を心底楽しんで歌えばそれなりの結果がついてきます」と話す。
 世界にはばたくジョン・健・ヌッツォから目が離せない。