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Vol.241:2014年11月1日号
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よみタイムVol.241 2014年11月1日発行

ニューヨークドキュメンタリー映画祭
「DOC NYC」
日本から「笠間焼」と「夢と狂気の王国」


クロージングナイト作品「THE YES MEN ARE REVOLTING」 (Photo by Jason Nicholas)

アーティストの両親を追った「笠間焼」

スタジオジブリのドキュメンタリー「夢と狂気の王国」(© 2013 Dwango)

今年で5回目を迎えるニューヨーク・ドキュメンタリー映画祭「DOC NYC」が­11月13日(木)から20日(木)まで、市内3カ所を会場に開催される。1週間で153の上映とイベントが企画され、200を越えるドキュメンタリー制作者や特別ゲストが参加。映画に関するワークショップやパネルディカッションなども予定されている。

オープニングナイトはデイビッド・ソープ監督の「ドゥ・アイ・サウンド・ゲイ?(DO I SOUND GAY?)」。ボーイフレンドと破局したデイビッド・ソープは、話し方を含めた自らの「ゲイっぽさ」を様々な角度から分析する。キックスターターで資金を集め完成させたコミカルなドキュメンタリー。

クロージングナイトはローラ・ニックスとイエスマンの共作「イエスメン・アー・リボルティング(THE YES MEN ARE REVOLTING)」。「イエスマン」とはアンディ・ビックルバウムとマイク・ボナーノを中心としたグループ。表面的には上司や社会に逆らわない「イエスマン」でありつつも、その影に隠れた不条理をジョークたっぷりに暴く。同作は「イエスメン」シリーズの3本目で、ファン待望の最新作。

日本からは2作品が選出。
ひとつは小久保由紀監督の「笠間焼」。笠間焼陶芸家の父・小久保勝司さんと、母・恵子さんを追ったドキュメンタリーだ。茨城県の小さな地方都市、笠間市の郊外に住む小久保夫妻。東日本大震災により起きた原発事故で、放射能を恐れ故郷を離れる住民がいる中、小久保夫妻は居残ることを決意する。映画の中で恵子さんは「自分で物を作っている人は、作ることで自分を引き上げていく。自分の仕事を止めたら、自分が終わりだからね」と語る。娘でありアメリカ在住の監督は「震災後、両親と自分との間にできた20年分の精神的な距離に気づかされた。映画制作の目的は、両親のことを知ることと、自分の中に根付いているアメリカ文化と、日本に置いてきた日本文化の架け橋を作るため」だと伝えている。上映当日は小久保監督も来場予定。

もうひとつはスタジオジブリのドキュメンタリー「夢と狂気の王国」。宮崎駿監督が手掛けた最後の作品「風立ちぬ」と、高畑勲監督の最新作「かぐや姫の物語」の制作現場を描く。2人の監督と共に歩んできたプロデューサーの鈴木敏夫も含め長期に渡り、苦楽を共にしてきた彼らの愛憎と夢、狂気に満ちた姿など、スタジオの「今」を活写した作品だ。監督は砂田麻美。ガンを煩った自らの父の最後を追った処女作「エンディングノート(2011年)」で、数々の新人監督賞を受賞している。
 全上映スケジュールはオフィシャルサイトで確認を。

DOC NYC
■11月13日(木)〜20日(木)
■会場
・IFC Center:323 Avenue of the Americas
・SVA Theatre:333 W. 23rd St.
・Bow Tie Chelsea Cinemas:260 W. 23rd St.
■大人$17、子供/シニア$15
www.docnyc.net

★DO I SOUND GAY?
 11月13日(木)7:00pm
 @SVA Theatre
 *ガラ特別料金$30

★THE YES MEN ARE REVOLTING
 11月20日(木)7:00pm
 @SVA Theatre
 *ガラ特別料金$25

★笠間焼 KASAMAYAKI
 11月16日(日)5:00pm @IFC Center

★夢と狂気の王国
 THE KINGDOM OF DREAMS AND MADNESS
 11月16日(日)11:45am @SVA Theatre