2015年11月13日号 Vol.266

アートの側面から観る映画
「ウォーカーズ:アートに見るハリウッド・アフターライブ」


"Heart of Darkness" section, featuring work by Fiona Banner, Richard Mosse, and Mary Ellen Mark, and film artifacts.
Credit: Thanassi Karageorgiou / Museum of the Moving Image


"Thrift Shop (I Found It at the Movies)" Credit: Thanassi Karageorgiou / Museum of the Moving Image.


展示風景、リチャード・アベドン撮影のジョン・フォード監督(左) Photo by Yomitime


アストリアの「ミュージアム・オブ・ムービング・イメージ」で、映画をアートの側面から鑑賞する展示「ウォーカーズ:アートに見るハリウッド・アフターライブ」が始まった。およそ45人のアーティストが手掛けた写真やペインティング、コラージュ、彫刻、ビデオなどが、11のカテゴリーに分かれ展示されている。

「映画の黄金時代は終わった」と言われる現在、撮影はフィルムではなくデジタルが主流。ビデオカセットは廃止され、メディアはDVD、最近ではオンデマンド配信と、デジタル化の勢いが止まらない。
本展は、そんな「デジタル」の波が押し寄せる以前、映画が「手作り」だった時代に制作された「アート」としての副産物や、映画をテーマに制作された作品を厳選して展示。
イギリスのアーティスト、ジョン・ステザカーは、ハガキやポスター、ブロマイドなどをコラージュ。見慣れた俳優・女優たちの奇妙で不思議な表情が新鮮で面白い=表紙写真=。ファッションやアート写真家として有名なリチャード・アベドン撮影のジョン・フォード監督、巨大な「ハロー・キティ」を制作したトム・サックスの「ゴッドファーザー・ビューイング・ステーション」など、作品のひとつひとつにストーリーが感じられる。
関連イベントに「ハリウッド・クラシック・ビハインド・ウォーカーズ」と題した映画上映や、アーティストが来場するトークショーも企画。同館初の大掛かりなコンテンポラリー・アート展。

Walkers: Hollywood Afterlives in Art and Artifact
■2016年4月10日(日)まで
■会場:Museum of The Moving Image
 36-01 35 Ave., Astoria
■大人$12、シニア/学生$9、3-12歳$6
www.movingimage.us


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