Page 4 - Yomitime401
P. 4

・YOMITIME・WWW.YOMITIME.COM・info@yomitime.com 7/9/2021 [ 4 ]
    3世界最大級のアメジスト・ジオード
2鉱物ホールの展示風景 All photos by D. Finnin/©AMNH
1清王朝後期、翡翠輝石で作られた観音像
Amethyst Geode 1
Guan Yin lavender jadeite jade statue and other carvings
 4初展示の「サブウェイ・ガーネット」
Almandine (“The Subway Garnet”)
5 NJ 州で採取された輝く蛍光石のパネル
Sterling Hill Fluorescent Rock Panel
12
新展示ホール誕生! 鉱物と宝石を紹介
アメリカ自然史博物館
 98
 6「美しい生き物」展からカルティエのネックレス
■大人 $23 〜、3-12 歳 $13 〜、学生/60 歳以上 $18 〜  ※ NY 州 /NJ 州 /CT 州住民(要 ID)は入場料任意 ■ https://www.amnh.org
Nils Herrmann, Cartier Collection © Cartier
19
19
Allison and Roberto Mignone Halls of Gems and Minerals(常設展)
※「Beautiful Creatures」は 9 月 19 日(日)まで ■会場:American Museum of Natural History  200 Central Park West
■開館:水〜日 10:00am–5:30pm
35
                                                                                                          アメリカ自然史
 こちら=写真2 =は4つのセクショ ンに分類。鉱物が 形成される環境と プロセスに特化し た「鉱物の形成環境
ンハッタンの 丁目 のカテゴリー「陸上」 で発見され、今回が 「空中」「海中」で紹
博物館に6月 日 (土)、新展示ホール 「アリソン・アンド・
(Mineral Forming
ロベレト・ミニョーネ・ ホール・オブ・ジェ ムズ・アンド・ミネ
宝石ホール
先史時代から現在 まで、人間が鉱物 をどのように利用し てきたかなどを化 学的に探求した「鉱
「サブウェイ・ガーネ ット」=写真4=、ニ ュージャージー州スタ ーリング・ヒルで採 取された輝く蛍光石 のパネル=写真5=
 現在、ミニョーネ・ ホールへの入場は混 雑を避けるため人 数に制限有り。博 物館到着後に、登 録が必要となる。
ラ ル ズ( A l l i s o n a n d
 2500点以上の 宝石、彫刻、ジュエ リーを展示。ミャンマ ー産の100・3カ ラットのルビー、か つては世界最大のカ ット宝石として知ら れていた9・5ポンド のブルー・トパーズ、 清王朝後期に翡翠輝 石で作られた観音像 =写真1=などが含
Roberto Mignone
Halls of Gems and
物の原理(Minerals
Minerals)」(以下ミ ニョーネ・ホール)が
Fundamentals)」、 などがある。 科学者が鉱物を整
 
オープンした。同ス ペースは同館150 周年記念プロジェク トの一環として、改 修のために2017 年に閉鎖。昨年公 開予定だったがコロ ナ禍で延期になって いた。  1869年の開館 以来、宝石と鉱物は
理・分類するため に使用する標本 や、 どのように 鉱物が作られるか をインタラクティ ブに示す「体系的
9月 日まで 「美しい生き物」展
同館の定番コレクシ ョンのひとつ。今回、 新装されたミニョー ネ・ホールには、 ヵ国から収集した宝 石や鉱物5000点 以上が3つのセクシ ョンに分類されて展 示。1万1000ス クエアフィートのスペ ースは、これまで以 上に壮観で、変化 に富む地球を形成 したプロセスを「鉱 物」という視点から 紐解く。
黒玉や琥珀、サンゴ、 真珠など、「生物」に よって形成された「オ ーガニック宝石」など も紹介している。
と光(Minerals & から現在まで、生き Light)」など、同館 物をテーマに制作さ らしい教育的要素が れたジュエリーを展示 多く盛り込まれてい =写真6=。カルテ る。 ィエ、ブルガリ、ヴ  ハイライトとして ァンクリーフ&アーペ は、入り口に鎮座 ル、サルバドール・ する世界最大級の ダリなど、有名デ アメジスト・ジオー ザイナーやアーティス ド(晶洞)=写真3 トが手がけた100 =、1885年にマ 以上の作品が、3つ
な 分 類(Systemic まれている。その他、 Classification)」、
 テンポラリー・ スペースとなる「メ リッサ・アンド・ キース・マイスタ ー・ギャラリー」で は、特別展「美しい
もろいことから「宝 石」として定義する のが難しいとされる
鉱物の光学的な特 性や、光との相互 作用を示した「鉱物
生 き 物(Beautiful
鉱物ホール
初展示となるアルマ Environments)」、 ンディン(鉄礬柘榴石)
介されている。 ◇
Creatures)」が開催 中だ。 世紀中旬











































   2   3   4   5   6