2019年4月12日号 Vol.347

第7回ニューヨーク合唱フェスティバル
日米9合唱団、NYの声援を被災地へ

第7回ニューヨーク合唱フェスティバル
日米合唱団員280人でジョン・レノンのイマジンを熱唱(撮影GION、提供JAEXA)


一般社団法人文化芸能国際交流機構主催の「ニューヨーク合唱フェスティバル」が、4月3日(水)にカーネギーホールで開催された。同フェスは、合唱を通じて交流を深め、次世代に日米の親善の輪を繋げること、同時に東日本大震災、西日本豪雨の被災地へサポートを目的としている。7回目を迎えた今回は日米9合唱団が出演。多くの観客が素晴らしいハーモニーを堪能した。

司会進行役はFCIの久下香織子キャスター。「力強い歌声で、被災地にエールを送りましょう」とフェスティバルがスタート。トップバーターを務めたのは、福の会女性合唱団(指揮:福嶋浩美)。浴衣に身を包み、「桜」ほか民謡、唱歌などを歌った。続いて日本クラブ女声コーラス部(指揮:尾島陽子)が美空ひばりの名曲「川の流れのように」、「ネッスン・ドルマ」などを、NYからはソーハーモニウム女声合唱団(指揮:エリザベス・ニュネズ)が、独自のアレンジで3曲を熱唱した。アンサンブルさくらノート(指揮:相沢直人)が演奏した後は、全合唱団がステージに介し「花は咲く」を合唱した。

後半は湘南コーラス(指揮:岩本達明)の合唱でスタート。高校生らの初々しさが感じられた。続いてブルックリン大学合同合唱団(指揮:マルコム・メリウェザー)が登場。ソプラノ・ソロと共に2曲を歌った。女声合唱団「TOMO」は映画「シスター・アクト」の「ヘイル・ホーリー・クイーン」を披露。トリを務めたのはブルックリン聖歌隊(BIC、指揮:フランク・ヘイ)。ダイナミックなゴスペルを館内に響かせた。フィナーレは全員で、「さくら」、「イマジン」、「翼をください」など歌い、フェスティバルは幕を閉じた。


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