2020年1月10日号 Vol.365

最新情報と最先端映像技術で旅する太陽系
アメリカ自然史博物館
「ワールド・ビヨンド・アース」


木星の磁気を表現 (Image ©AMNH)


ナレーションを担当したルピタ・ニョンゴ (Photo ©Nick Barose)


アメリカ自然史博物館のローズセンター内、ヘイデン・プラネタリウムのスペース・ショーが、1月21日(火)から一新される。「ワールド・ビヨンド・アース」と題し、新たな宇宙の謎に迫る。
2000年から始められた同ショーは、今作で6本目。ドーム型の天井に、スーパーコンピューターで創られた高解像度のデジタル映像を投影。時間と空間を超越したバーチャル・トリップが体験できる人気のアトラクションだ。

「ワールド・ビヨンド・アース」のテーマは「太陽系」。金星や火星、小惑星帯、巨大ガス惑星の土星や木星など、太陽系を探査する。
アポロ月面着陸以来、人類はまだ「月」を越えていないが、過去50年間で多くの探査機を宇宙へ送った。目に見えない磁気、惑星の火山活動、液体メタンのシャワーなど、プロジェクトが収集したデータは科学者に多くの発見をもたらした。「ワールド・ビヨンド・アース」は、それら最新情報を元に、宇宙の神秘を描き出す。高臨場感を生み出す8Kでレンダリングし、HDR(ハイダイナミックレンジ)システムを導入、技術的にも最先端を誇る。

ナレーションは女優ルピタ・ニョンゴ。「スターウォーズ」や「ブラックパンサー」(2018年)などに出演、「それでも夜は明ける」(2013年)でアカデミー助演女優賞を受賞した。

World Beyond Earth
■1月21日(火)から
■会場:American Museum of Natural History
 200 Central Park West
■General Admission + One:
 大人$28、2-12歳$16.50、学生/シニア$22.50
www.amnh.org



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