2024年1月12日号 Vol.461

川久幸の舞台公演
「十の夢メタモルフォーゼ、もしくは、いつか私は口汚なく話し始める」

ニューヨークを拠点に活躍する俳優、演劇クリエイター、パフォーミングアーティストの川久幸(かわひさ・ゆき)=写真=の舞台「ten dreams of metamorphoses or me talk dirty someday( 十の夢メタモルフォーゼ、もしくは、いつか私は口汚なく話し始める)」が、ブルックリンのウィリアムズバーグのシアター「ブリック(The BRICK)」で上演される。全5公演。

同作品は、川久自身が脚本を書き、監督、演出、すべてのデザインを手がけた作品。夏目漱石の「夢十夜」にインスピレーションを得た川久は、夢と夢ではないもの、記憶と記憶ではないものといった「目に見えない糸」でストーリーを紡ぐ。官能的でユニークな舞台は物語、ダンス、詩を通して川久自身を表現、自らの「回顧録」に観客を誘う。



「いつか偉大なピエロになる」ことを密かな目標とする川久、「本作は私の初となるストーリーテリング作品で、個人的なものです。 ステージ上で自分自身の物語を共有し、観客に直接語るのはこれが初めての試みで、おそらく最後になるかもしれません。夢、思い出、物語を巡るワイルドな一人旅を楽しんでください」と呼びかける。

同作は、俳優で監督、インスタレーションアーティストでもあるケイレブ・ハモンドが共同監督を、東京を拠点とするハンガリー人の現代舞台芸術研究者のティナ・ロズナーがドラマトゥルクとして参加している。

■1月31日(水)〜2月2日(金)8:00pm
■2月3日(土)3:00pm/8:00pm
■会場:The Brick​
 579 Metropolitan Ave., Brooklyn
■$20〜
www.theexponentialfestival.org/tendreams


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