2020年1月24日号 Vol.366

CUPA新春ガラコンサート
ファンドレイジング・コンサート「歌の架け橋となって」


(左から) カーテンコールに答える大日、大山、林、ミラー


(左から) 河野、平川、林、大日、ミラー、本木、大山


次代を担う若手の育成とアーティスト支援を目的とする非営利団体「キャッチ・アス・パフォーミング・アーツ(CUPA)」が1月18日(土)、マンハッタンのスカンジナビア・ハウスで、ファンドレーズ・イベント「創設1周年記念ガラ」を開催。多くの参加者で賑わった。

今回のコンサートは宮城県仙台市出身で、「ふるさとの物語制作委員会」代表・大日琳太郎(だいにち・りんたろう)がプロデュース。大日は東日本大震災の際に、被災地に救いの手を差し伸べてくれた米国と台湾への想いは深く、郷土に材をとった作品や、世界平和を祈念する作品を数多く手がけてきた。

コンサートには、台湾の「医学士ピアニスト」の異名を持つ林品安(リン・ピンアン)、米国のソプラノ歌手キャロライン・ミラー、日本のバリトン歌手・大山大輔(おおやま・だいすけ)が参加。林と大山が荒城の月」(滝廉太郎)を演奏しコンサートが始まった。続いてミラーが澄んだ歌声を響かせ、大日は英語の朗読を披露した。

今回は幾つかの演目を、それぞれが母国語ではない英語・日本語・台湾語で演じることで、文字通り「日台米3ヵ国を音楽で結ぶ」を実現。コンサート後はレセプションを行われ、参加者とともに交流を楽しんだ。

CUPAは、本木祐子さん(ジャパンセンターNJ代表)、河野洋さん(マークリエーション社長)、平川美代子さん(TMH ダンスLLC代表)が理事を務め、2018年9月に設立。文化、芸術、エンターテイメントを通して、日米交流と、より良い社会作りを目指している。


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