「めまい」「メトロポリス」「E.T.」など
生演奏で楽しむ映画
NYフィル「アート・オブ・ザ・スコア」
ニューヨーク・フィルハーモニック(以下NYフィル)が、映画を上映しながら演奏を披露する「アート・オブ・ザ・スコア」。日本で通称「シネオケ」と呼ばれるエンターテイメントで、「映画上映」と「オーケストラ生演奏」が同時に楽しめる人気の演目だ。
①VERTIGO (1958)
ヒッチコック監督の「めまい」=写真①=は、強迫観念がもたらす破壊的な影響を追求した心理スリラー。音楽はアメリカ映画音楽を代表するひとり、バーナード・ハーマンが担当。陰惨な雰囲気に包まれたスコアが、不安感を増幅させる。
スパイク・リー監督作品を多く手がけたことで知られるジャズ・トランペッターで作曲家のテレンス・ブランチャード。「ジャングル・フィーバー」、「マルコムX」、「ブラック・クランズマン」を含むサウンドトラックから印象的なハイライト曲が演奏される。ブランチャード率いるクインテット「The E-Collective」が共演し、ブランチャード自身もトランペット演奏を披露する。
②Metropolis (1927)
フリッツ・ラング監督の「メトロポリス」=写真②=は、「SF映画の原点」と評されるモノクロ・サイレント・ムービー。先駆的なオルガン奏者で作曲家のキャメロン・カーペンターが、オリジナル曲を演奏。ラングのディストピアに色を添える。
スティーヴン・スピルバーグ監督の傑作「E.T.」で音楽を手がけたのは、長年に渡りコンビを組む映画音楽の巨匠、ジョン・ウィリアムズ。NYフィルのライブ演奏で、魔法のような冒険を再体験しよう。
The Art of the Score
■会場:Wu Tsai Theater, David Geffen Hall
10 Lincoln Center Plaza
■$56〜
■https://nyphil.org
★Vertigo(めまい)
■1月23日(火)〜26日(金)
★The Movie Music of Terence Blanchard
■1月28日(日)
★Metropolis(メトロポリス)
■2月6日(火)
★E.T. the Extra-Terrestrial
■5月17日(金)〜19日(日)
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