2024年2月23日号 Vol.464

高氏奈津樹・個展「菊と刀」
ギャラリー「KAPOW」で

NYを拠点に活動するアーティスト・高氏奈津樹の個展「The Chrysanthemum and the Sword(菊と刀)」が、ローアー・イーストのギャラリー「KAPOW(カポウ)」で開催中。

同展は、戦中に米国の指令により文化人類学者ルース・ベネディクトが日本の文化を研究し、1946年に発表された著作「菊と刀」から展示タイトルが取られており、高氏自身の経験や観察、青年時に自筆した小説がインスピレーションとなっている。

展示にはドローイングや小さい和菓子のような彫刻群の他、3つのドレス作品、パフォーマンス要素のある2つの映像作品が含まれる。展示作品のすべてに、菊または刀がシンボルとして含まれており、形式文化や美意識だけでなく、高氏個人による解釈、アイデンティティや女性性など様々なものを象徴している。
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高氏は、早稲田大学第一文学部文芸専修を卒業後、視覚芸術への強い興味から単身NYへ移住した。
 
開催は3月2日(土)まで。3月1日(金)にはクロージングセレモニーが行われる。

■3月2日(土)まで
 水~日12:00pm-6:00pm.
■3月1日(金)クロージング・レセプション 6:00pm-9:00pm
■KAPOW Gallery
■23 Monroe Street, New York, NY 1000
https://www.kapowgallery.com


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