2021年2月26日号 Vol.392

NY日系ライオンズクラブ
応援ランチ・デリバリー
日本からニューヨークの医療従事者を支援

Photo Courtesy: ANA

NY日系ライオンズクラブ(伊藤りき会長)は2月19日(金)、マンハッタン内のマウントサイナイ・ベスイスラエル病院 (281 1st Ave)と、同院34丁目診療所 (55 East 34th St)に、150食のランチを届けた。
 
ライオンズ・クラブはNY日系人会と協力し、エッセンシャルワーカーを支援。今回のランチデリバリーは、ニューヨークのNPO法人「9.11風の環メモリアル・コンサート」 (白田正樹代表)が昨年11月5日に仙台で開催した「第13回風の環コンサート」の入場料から、「ニューヨークのエッセンシャルワーカー支援へ役立ててほしい」との寄付から実現した。



同NPO法人は、2008年から米同時多発テロ犠牲者追悼を目的に毎年コンサートを開催。2011年以降は東日本大震災犠牲者も追悼し、継続開催してきた。昨年はコロナ禍で、ニューヨークでのコンサートが不可能となったことから、仙台に場所を移して開催。ソプラノの田村麻子、バリトンの門間信樹、バイオリンの大曲翔らが仙台に集結した。例年、コンサートのホストを務めるジャパン・コーラル・ハーモニー「とも」 、「風の環 少年少女合唱団 」はビデオで出演。日米の出演者と聴衆は共に、「コロナに打ち勝とう、頑張ろう」と、心に誓った。

弁当、お茶を炭元看護師(中央)へと手渡した

19日、前日から雪が降りしきる中、ライオンズクラブと合唱団「とも」のメンバーが、日本人が経営するブロンクスのメキシカンレストラン「VAYA」のランチと北米伊藤園のお茶を、マウントサイナイ・ベスイスラエル病院へ届けた。ランチデリバリーをアレンジし、同院で勤務する炭元看護師(心臓疾患集中治療室 )は、「この様な心温まる支援は、私達医療従事者にとって何にも変えがたい励みになります。皆様のご厚意を胸に今後も使命感を持って業務に従事していきたい」と感謝を伝えた。




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