2021年2月26日号 Vol.392

震災10周年
ジャパン・ソサエティーの取り組み
イベント通して支援継続

東日本大震災10周年にあたり、ジャパン・ソサエティー(JS)ではオンライン・イベントを開催する。題して「Ten Years Later: Japan Society Remembers 3.11」。イベントを通して失われた人々を思い出し、この先も継続的に被災者・被災地へ目を向けようとコミュニティーに訴える。

▼3月9日(火)
東日本大震災10年
日米シンポジウム:レジリアンスと復興

10年前、大地震による津波や原発事故で壊滅的な被害を受けた東北地方。その際、被災者たちが見せた目覚ましい回復力に、世界は感動を覚えた。 現在、新型コロナウイルスの蔓延により、健康被害と経済危機に直面する世界には、東北地方が示した「回復力」が求められている。 シンポジウムでは、日米両国の有識者・実業家を招き、東日本大震災を検証。震災の教訓を踏まえ、復興や回復力をテーマに意見交換を行う。また、ジャパン・ソサエティー震災支援基金の支援先によるビデオメッセージも公開予定。 日英当時通訳、視聴無料。

© Ludic Proxy/Fukushima 2021

▼3月6日(土)から
「ルーディック・プロキシ: フクシマ」

ブルックリンを拠点に活動する演出家アヤ・オガワによる演劇「ルーディック・プロキシ:フクシマ」=写真=がオンライン上演される。

東日本大震災によって福島第一原子力発電所で事故が発生し、近隣住民は国が設定した避難区域へ移動。東京に住むマホは、避難区域に住む姉のマキを訪ねると、姉が妊娠していることを知る。災害に直面した人間の心理を探る。

6日、7日、11日はライブ・ストリーミング公演で、観劇中にリアルタイムで意見を投稿できる「リアルタイム・ポーリング」を導入する。11日の公演後には、オガワによる質疑応答も予定されている。日本語上映・英語字幕。





★ジャパン・ソサエティー
東日本大震災10周年関連イベント

Resiliency & Recovery:
A U.S.-Japan Dialogue Ten Years after 3.11
■3月9日(火)7:00〜9:00pm
■視聴無料(要登録)
 https://bit.ly/37NbWz5

Ludic Proxy: Fukushima
●ライブ・ストリーミング
■3月6日(土)9:30pm
■3月7日(日)4:30pm
■3月11日(木)8:30pm
●オンデマンド
■3月12日(金)〜26日(金)
■一般$15、メンバー$12
 https://bit.ly/3uilVFQ

■イベント問合せ:
 events@japansociety.org
■https://www.japansociety.org


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