2019年3月15日号 Vol.345

アート好きで連日大盛況
「アート・オン・ペーパー」

アート・オン・ペーパー
参加ギャラリーや団体は88件以上

アート・オン・ペーパー
「ニューヨーク・アート・ウエーブ・プロジェクト」を主宰する森川氏

アート・オン・ペーパー
出展された澤野氏の作品

アート・オン・ペーパー
田村氏と「星船」シリーズ。右はダンボールで制作したブローチ。

アート・オン・ペーパー
浮世絵を専門に扱うローニンギャラリー

アート・オン・ペーパー
八木秀人の作品群、hpgrp ギャラリーで


絵画、写真、版画など「紙をベースにしたアート作品」をコンセプトにするアートフェア「アート・オン・ペーパー」が3月7日(木)から10日(日)まで、イーストリバーに面したピア36で開催された。

世界中から参加したギャラリーや団体はおよそ88件。ニューヨークを拠点に活動する「ニューヨーク・アート・ウエーブ・プロジェクト」(主宰・森川紗衣)では、特別招待アーティストに画家・澤野水纓を迎え、総勢12人の作品を展示。絵画、コラージュ、立体など、個性溢れる作品が並んだ。
8日、参加アーティストのひとり、田村一花氏がデモンストレーションを開催。ダンボールを素材にした小物を制作すると多くの人々が足を止め興味深げに見入っていた。今回、田村氏が出展した「星船」シリーズは、自ら考案した物語を視覚化させた作品群。素材がダンボールとは思えないほど細部まで作り込まれ、小さなライトが仕掛けられている作品もある。田村氏は「ダンボールといえば『使い捨ての梱包材』というイメージ。ですが、実はアートにも、装飾品にもなることができると考え、その可能性に取り組みました」と話す。今後は、ダンボール製のアクセサリーも制作・販売していきたいという。

その他、浮世絵を専門に扱う「ローニンギャラリー」や、独自の世界観を持つアーティストを紹介する「hpgrp ギャラリー」では八木秀人の作品をフィーチャー。連日、大勢のアート好きで賑わった。


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