2019年3月15日号 Vol.345

日本の伝統芸術展
卓越した形と心象
伝説の日本美術

伝統芸術展
「銀製神道波水晶玉」銘 幸広(明治)


日本ギャラリーで3月16日(土)から23日(土)まで、展示会「卓越した形と心象〜伝説の日本美術」が開催される。この期間、ニューヨークではアジアウィークが開催されており、それに合わせた展示となる。
戦前の宮内省によって運営されていた美術家や工芸家の顕彰制度である「帝室技芸員(ていしつぎげいいん)」の作品や、人間国宝に選ばれた作家による近現代工芸品を紹介する。テーマは、伝説、民話、歴史、神道、仏教。
展示作品には、明治期の日本を代表する七宝家・並河靖之と濤川惣助、海野勝珉(彫金)、人間国宝の海野清(彫金)、香取正彦(鋳金工芸)、関谷四郎(金工)の作品が含まれる。明治、大正時代の陶画家・藪明山(やぶ・めいざん)による薩摩焼の花瓶は必見。
3月18日(月)は、ロサンゼルス郡美術館 日本美術学芸員のホリス・ゴダール氏を迎えての特別講演会が予定されている。「神道、仏教をテーマに制作された近現代の美術工芸品 」について話を聞く。展示も講演会(要予約)も無料。

■3月16日(土)~23日(土)
■会場:日本ギャラリー
 日本クラブ7階
 145 W. 57th St.
■TEL: 212-581-2223
 info@nipponclub.org
www.nipponclub.org
■入場無料

★特別講演会
■3月18日(月)3:00〜4:00pm
■入場無料(要予約):
yhonda@nipponclub.org
 (本多さん)


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