2024年3月15日号 Vol.465

「ブルックリン実験アート財団(BEAF)」発足
アーティストのサポート
アートとテクノロジーの統合目指す

(左から)創立者の斯波雅子、ケビン・ハイズナー

文化交流とテクノロジーの有意義な利用を通じてアーティストや芸術実践者をサポートすることに特化した非営利芸術団体「ブルックリン実験アート財団/Brooklyn Experimental Art Foundation(以下BEAF)」が発足。3月5日(火)には、ソーホーのギャラリースペース「NowHere/ナウヒア」で発足記念レセプションが開催された。
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BEAFは、ケビン・ハイズナーと斯波雅子が共同設立。また、ジャパン・ソサエティ・ギャラリーの元館長で、タイにオープンした新美術館の初代館長・手塚美和子氏が BEAF創設理事として、アジアから支援。更にハーバード大学でAIガバナンスとアートに関する研究をするアンドレ・ウール博士が、 BEAFのアドバイザーとして、技術を活用した取り組みを主導する。

ブルックリンのブッシュウィック地区ボルウム通りにBEAFの本拠を構え、展示会、ワークショップ、講義、アーティストの滞在のための多目的スペースを提供している。 来米アーティストのための宿泊施設の計画も進行中。

記念レセプションでは、BEAF第一弾プログラムに選ばれた高橋銑(たかはしせん)を紹介。ブロンズ作品の修復師であるバックグラウンドを元に作品制作をする作家で、5月末までNYの様々なアート機関での研究やアーティスト、キュレーターと交流をサポートする。

ブルックリン実験アート財団
Brooklyn Experimental Art Foundation
www.BEAF.art


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