2024年3月15日号 Vol.465

夢を志し育む重要性を問う
エドガー・プランズ「ドリーマー」

コロンバスサークルの「ザ・ショップス・アット・コロンバスサークル」で、世界的なコンテンポラリー・アーティスト、エドガー・プランズが手がけた2体の彫刻「ドリーマー(The Dreamer)」が3月31日(日)まで公開されている。

①1階に設置されたドリーマー(Photo by KC of Yomitime)

1体は高さ11・5フィートで、メイン・エントランスに設置=写真①=。空を見上げて立つ彫刻は、子どもの「想像力と希望」を賛歌。足元の黄色い子犬は、人生における仲間の大切さを象徴する。
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もう1体は5フィートで、グレート・ルームを見下ろす2階に設置=写真②=。配色は異なるものの同じように愛らしく、仲間の犬も一緒だ。若さゆえの「楽観主義」と、「無限の可能性」を示唆した「ドリーマー」は、夢を志し育むことの重要性を、人々に問いかけている。

②2階に設置されたドリーマー(Photo by KC of Yomitime)

スペイン・マドリード出身のプランズは、アメリカのジャン=ミシェル・バスキアやキース・ヘリングに影響を受けたとされる。大きな目とネズミの耳を持った子どものようなキャラクター「アニマル・ヒーローズ」で知られ、シンプルでカラフル、可愛いイメージでありながら、社会的な問題に対する強いメッセージを内包している。

昨年、プランズの手描きを元に発表されたNFT(Non-Fungible Token)コレクション「リル・ヒーローズ」は、発売後すぐに完売。オークションでの注目度も高いアーティストのひとりだ。

The Dreamer
by Edgar Plans
■2月27日(火)〜3月31日(日)
■会場:The Shops at Columbus Circle
 10 Columbus Cir.
www.theshopsatcolumbuscircle.com


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