2018年3月16日号 Vol.321

日本の美術工芸品展
江戸〜昭和初期の作品展示


純銀製ミミズクの香炉(作者不詳)(明治)


日本の美術工芸品展「華麗なる日本の美術工芸 美の匠」が、3月17日(土)から24日(土)まで、日本ギャラリーで開催される。
動物や魚をモチーフにした、江戸時代後期から明治時代の影響が及んだ昭和初期までの作品が展示される。主に、帝室技芸員(日本美術・工芸の保護奨励を目的に、皇室制度により任命された美術家)や、人間国宝により制作された七宝、陶器、漆器など。
江戸時代に幕府の保護のもとに発展した日本工芸は、明治に入って皇室による帝室技芸員制度のもとでさらに育成された。戦後この制度が廃止されるまで、79人の帝室技芸員が誕生している。
七宝部門の帝室技芸員・並河靖之や濤川惣助、安藤重兵衛の作品や、京都の稲葉七穂によるキジの香炉、金工作家・津田永寿による銅の白熊の置物などは必見。無名作家の作品も展示する予定だ。
開催期間中の3月19日(月)午後4時には、特別講演会を開催する。カリフォルニア州のLAカウンティー美術館日本美術学芸員のホリス・ゴダール氏が、「生き物をモチーフにした日本の美術工芸 」について話をする。詳細別記。

■3月17日(土)〜24日(土)
■会場:日本ギャラリー
 (日本クラブ7階)
 145 W. 57th St.
■TEL: 212-581-2223
 info@nipponclub.org
www.nipponclub.org
■入場無料

★特別講演会
■ 3月19日(月)4〜5pm
■入場無料(要予約):
 yhonda@nipponclub.org
  (本多さん)



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