2018年3月16日号 Vol.321

マエストロ山田率いるPONY公演
新作「椿姫」を3Dで


山田あつし=写真=指揮フィルハーモニア・オーケストラ・オブ・ニューヨーク(PONY)が、3月20日(火)・21日(水)、コロンバスサークルのジャズ・アット・リンカーンセンターで、オペラ「ラ・トラヴィアータ(椿姫)」公演を行う。東日本大震災被災地を中心とした、日本の高校生約50人の合唱隊も参加する。ヴェルディのオペラ「ラ・トラヴィアータ」の新作を、PONYの演奏で、初の大型3Dプロジェクションで上演される。PONY初のオペラ公演。ホログラフィックな舞台が演出される。
PONYは、世界トップクラスの歌手とオーケストラで構成される。この公演では、従来のオペラ慣習を打ち破る。最新の照明演出と、3Dプロジェクションでニューヨークの摩天楼やナイアガラの滝を投影。巨大スクリーンを背景とした舞台で、波乱万丈の生涯を遂げる主人公の熱烈なロマンスと冷淡な争いを描き出す。
マエストロ山田は、「クラシック音楽のタブーを打破し続けるためには、自分自身に打ち勝っていかねばなりません。観客に椿姫の新しい楽しみ方を提案できることに、心踊る思いです」と語る。
公演では、ヴィオレッタ役をルネ・フレミング賞受賞者カレン・チア・リン・ホーが、アルフレード役をメトロポリタン・オペラの「トリスタンとイゾルデ」で最近デビューしたアレックス・リチャードソンが演じる。

■3月20日(火)・21日(水) 7:30pm
■会場:Jazz at Lincoln Center
 Frederick P. Rose Hall
 10 Columbus Circle
 TEL: 212-258-9800
■チケット:$25〜150
www.pony2018.com



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