2023年03月17日号 Vol.441

カーネギーホールで日米親善合唱フェス
歌声合わせて平和願う
3月29日・30日 観覧無料/要予約

20019年開催の様子。日米合唱団員280人でジョン・レノンのイマジンを熱唱した(撮影GION、提供JAEXA)

文化芸能国際交流機構ジェクサ主催の「2023ニューヨーク合唱フェスティバル」が3月29日(水)・30日(木)、カーネギー大ホールで行われる。入場無料だが、チケットが必要。当日券はないため事前に入手すること。

第8回となるこの日米親善合唱フェスティバルは、コロナ禍で延期されていたもの。東日本復興支援や、青少年交流を開催趣旨に掲げているが、今年はG7広島サミットの応援も加わった。

福島、茨城の東日本大震災被災地の合唱団が、復興を願う「いのちの歌」「群青」「花は咲く」「あの日からあしたへ」などを歌う。東京、静岡、山梨、愛知、大阪、広島の9合唱団・約300人が日本から駆けつけるほか、ウクライナ合唱団をはじめとする米国7合唱団も参加。総勢約600人が集う。2日間とも「イマジン」など、全参加団体と観客を挙げて合唱する。


平和願う広島とウクライナ
広島なぎさ中学校・高校から生徒40人が参加し、2日目のオープニングを飾る。英語版「ふるさと」歌唱後、ウクライナ合唱団へ平和のメッセージを渡す。ウクライナ合唱団「コーラス・ダムカ・オブ・ニューヨーク」は、故郷の平和を願い、心を寄せて歌唱する。

音大生の交流も
ニューヨークフィルの声楽パートナーである名門・ウエストミンスター合唱団も出演。この合唱団は、ニュージャージー州プリンストンの音楽大学の合唱団で、中国、韓国、台湾からの留学生も参加する。日本からは洗足学園音楽大学、共立女子大学の学生らで編成されるアンサンブルさくらノートが参加。日米の大学生合唱団の共演も予定されている。

NY混声合唱団が初参加
今回初参加するのは、ニューヨーク混声合唱団。ウエストチェスターやニュージャージー州の合唱団メンバーも加わる。英語曲、日本語曲、その双方の魅力を披露する。米国の日本人合唱団はほかに、ワシントンDC日本合唱団が参加する。

2日間共に、ニューヨーク日系ライオンズクラブが会場で10 ドル募金を行う。
東日本復興支援のほかウクライナ難民支援、トルコ・シリア大地震被災者救援のため、来場者に寄付を呼びかけている。

2023 New York Chorus Festival
■3月29日(水)・30日(木)8:00pm
■会場:Carnegie Hall Stern Auditorium / Perelman Stage
 57th St. & 7th Ave.
■チケット無料(入場券が必要)
※カーネギーホールのボックスオフィスで入場券を発行中。1人6枚まで。当日券はなく事前入手を
■詳細 https://www.carnegiehall.org


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