2021年3月26日号 Vol.394

JAAビジネスウーマンの会
オンライン講演会
「男女間格差について考える」

中満泉氏(左)と本田桂子氏

ニューヨーク日系人会(JAA)ビジネスウーマンの会(JWB)が3月26日(金)、国連事務次長の中満泉氏と、米コロンビア大学国際公共政策大学院客員教授の本田桂子氏を招き、オンライン講演会を開催する。司会は、国際ジャーナリスト・津山恵子氏。

オンラインイベントなので時差はあるが、世界中どこからでも視聴可能。参加費は、コロナ禍で苦しい運営を強いられているニューヨーク日系人会に寄付される。

講演会のテーマは、「世界で活躍する女性が見る、ジェンダーギャップ、ゼロの姿とは? 格差の広がりが世界121位の日本で何ができるか?」。

東京オリンピック・パラリンピック組織委員会元会長・森喜朗氏による女性蔑視発言をきっかけに、世界で報道された日本のジェンダーギャップ(男女間格差)問題。世界経済フォーラム(WEF)によると、日本の男女間格差は世界153ヵ国中121位で、過去最低のレベルだ。

国内では森発言をきっかけに、さまざまな分野の専門家から現状打破の声が上がったが、その一つが「差別のない活力ある日本を作るために: 行動宣言」。



今回のオンライン講演会で、パネリストを務める中満氏と本田氏は、その呼びかけのまとめ役だ。ニューヨークを拠点に、世界的に活躍する女性プロフェッショナル。この二人が、ジェンダーギャップの問題を鋭く解説・分析する。

二人は「行動宣言」において、「性差別を含む全ての差別を撤廃し、ダイバーシティ(多様性)のある社会を作ること」を叫んでいる。女性差別は人権問題の一環であるとし、その撤廃は、活力ある暮らしやすい日本にするために欠かせないと指摘する。女性、若手、LGBTなど、あらゆる背景を持つ人々が、議論や決定の場に参加することが重要であるとし、そのための行動を起こすことを呼びかけている。

申し込みは別記ウェブサイトから。登録後、視聴リンクが送付される。また当日、ライブ視聴できなくても、申し込んでおけば後日録画ビデオが配信される。
申し込み・問い合わせは別記まで。

■3月 26日(金)8:00pm
■Zoom開催(参加登録後にリンク送付)
■参加費$15
■申込み:
https://jwb-ny-03262021.eventbrite.com
■問合せ:event@jwb-ny.org


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