2019年3月29日号 Vol.346

終日入場無料、8つの新展示がスタート
MoMA PS1「スプリング・オープンハウス」

スプリング・オープンハウス
ジーナ・ビーヴァース Gina Beavers. Who Has Braces?, 2014. Courtesy the artist

スプリング・オープンハウス
シモン・ファタール Simone Fattal. Man in the Desert, 2000. Courtesy of the artist and kaufmann repetto, Milan / New York; Balice Hertling, Paris; Karma International, Zurich / Los Angeles


クイーンズのロングアイランドシティにあるニューヨーク近代美術館(MoMA)の別館、MoMA PS1で3月31日(日)、「スプリング・オープンハウス」が行われる。ドイツの自動車メーカー、フォルクスワーゲンが企画支援する「VWサンデー・セッション」の一環で、当日は正午から午後6時まで入場無料(要登録)。同館ではこの日から8つの新展示がスタートする。

ニューヨークを拠点に活動するジーナ・ビーヴァースの初美術館個展「The Life I Deserve」。インターネットに溢れる画像をベースに、アクリル絵の具で新たな絵画やインスタレーションを制作する新進気鋭の若手アーティストだ。午後1時から、ビーヴァースとキュレーターが対談し、初個展を祝う。

ビジュアルアーティストでフィルムメーカーのタイトス・カファーと、詩人でメモリストのレジナルド・ドゥエイン・ベッツの初コラボ「Redaction」は、司法制度の悪用に焦点を当てた作品を展開。午後2時から、カファーとベッツに2人のゲストを加え、対談が行われる。

シリアのダマスカス生まれ、レバノン共和国育ちで、現在はパリ在住のアーティスト、シモン・ファタールによる米国初の美術館個展「Works and Days」。彫刻、絵画、コラージュなど、過去40年に制作された100点以上の作品を包括的に紹介する。午後3時からキュレーターとの対談が行われる。
その他、展示詳細はウェブサイトで。

MoMA PS1 Spring Open House
■3月31日(日)12:00pm〜6:00pm
■会場:MoMA PS1
 22-25 Jackson Avenue, Queens
■無料(※要登録)
★登録は以下ウェブサイトから
www.moma.org


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