2018年4月13日号 Vol.323

塩沼亮潤住職が語る
命がけの修行から体得したもの


塩沼亮潤大阿闍梨© Jigenji


ジャパン・ソサエティー(JS)が4月24日(火)、仙台にある慈眼寺の住職・塩沼亮潤大阿闍梨を招き、講演会を開催する。
「大阿闍梨(だいあじゃり)」とは、難行苦行の修行を満行した僧侶にだけ与えられる称号。塩沼亮潤住職は、修験道の本山、金峯山寺1300年の歴史で、最も過酷な修行である「大峯千日回峰行」と「四無行」を満行した、二人目の僧侶として知られる。
大峯千日回峰行は、金峯山寺蔵王堂から山上ヶ岳頂上にある本堂まで、標高差1300メートル以上の山道を往復48キロで1000日間歩き続けるという修行。年間4カ月を修行期間と定めるため、9年の歳月がかかる修行だ。何があっても行半ばで辞めることが許されないという命がけの荒行。
「四無行」は、千日回峰行を満行した者だけが許される修行で、断食、断水、不眠、不臥を9日間続け、堂にこもり真言を唱え続けるというもの。住職はこれも満行している。
現在は本職に加え、執筆家としても活動中。今回の講演会では、命がけの修行から体得したことや、行を乗り越えた先に得た人生の真理について、塩沼亮潤住職が語る。司会は、コロンビア大学教授・日本研究センター所長であるベルナール・フォール氏が務める。

■4月24日(火) 6:30pm
■会場:Japan Society
 333 E. 47th St.
■一般$14、JS会員/学生/シニア$11
■申込み:TEL: 212-715-1258
www.japansociety.org


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