2018年5月11日号 Vol.325

ワン・ハンド・クラッピング
One Hand Clapping


Wong Ping, Dear, can I give you a hand?, 2018 (detail) © Wong Ping


Cao Fei, RMB City: A Second Life City Planning by China Tracy (aka: Cao Fei), 2007 © Cao Fei


ウォン・ピン、トゥアン・ジーオンユ、リン・イーリン、カオ・フェイ、サムソン・ヤングという気鋭の5人の中国人のアーティストによる新作を展示するグループ展。ウォン・ピンは、中国の高齢化社会と急速に変化するデジタル経済の間の緊張を、カラフルなアニメを中心としたマルチメディアインスタレーションで表現。トゥアン・ジーオンユは、絵画や彫刻において、田舎と都会が出会う仮想空間を描写。リン・イーリンの作品においては、バーチャルリアリティで、他者の経験に潜りこむシュミレーションをさせる。カオ・フェイはビデオアートで、中国の最先端のオートメーションとロボット工学がもたらす危機について検証。サムソン・ヤングは、架空の楽器、デジタルで作られた音を通じて、我々の事物に対する慣習や信用が妄想であるかもしれないことを気付かせる。(林玄一)

10月21日まで
Solomon R. Guggenheim Museum
1071 Fifth Ave.
212-423-3500
月 - 水10:00am-5:45pm
金・日10:00am-5:45pm
土10:00am-7:45pm
木休
一般$25、学生(要ID)/65歳以上$18、12歳以下無料
※土5:45pm-7:45pm:入場料任意
www.guggenheim.org



HOME