2018年5月11日号 Vol.325

第6回ニューヨーク合唱フェスティバル
日米7合唱団、歌声を被災地へ


フィナーレは全員で「翼をください」を大合唱(写真提供JAEXA、撮影GION)


一般社団法人文化芸能国際交流機構主催の「ニューヨーク合唱フェスティバル」が、5月9日(水)にカーネギーホールで開催された。同フェスは、合唱を通じて交流を深め、次世代に日米の親善をつなげることを目的とし、6回目を迎えた今回は日米7合唱団が参加。多くの参加者が素晴らしいハーモニーを堪能した。

「力強い歌声で、被災地にエールを送りましょう」とFCIの久下香織子キャスターが司会進行を務め、福島CF合唱団(指揮・高麗正宣)とマンハッタン弦楽八重奏団の共演でスタート。続いて参加全7合唱団全員で「花は咲く」を合唱した。

地元ニュージャージーからはYPCヤングピープルズコーラス@サーナウアー音楽学校(指揮・エマ・ブロンドーロ)が初参加。個性的な演出に時折ダンスを織り交ぜ観客を魅了。また滝廉太郎の「荒城の月」を日本語で力強く歌った。

続いてニューヨークから参加の日本クラブ女声コーラス(指揮・尾島陽子)、東京のおかあさん合唱団連合・女声合唱団ひびき(指揮・岩本徳)が演奏。

後半は、南相馬の中学生の気持ちをこめた曲「群青(ぐんじょう)」と、スタジオジブリの名曲を披露した全国コンクール金賞の実力者を集めた混声合唱団KIZUNA・絆(指揮・長谷順二)、NHK福岡児童合唱団卒業生と、おかあさん合唱団の合同チーム・女声合唱団ひろ(指揮・大庭尋子)は英語の曲を歌った。トリを務めたのはBICブルックリン聖歌隊(指揮・フランクAヘイ)。迫力あるゴスペルを披露した。

最後は、再び全員がステージに集まり、「大地讃頌」「翼をください」を日米が心を合わせ、東日本被災地に声援を送った。


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