2019年5月17日号 Vol.349

織物作家・澤田倭文子
「ジャパン 桜の心」


日本在住の織物作家澤田倭文子(しずこ)の個展「ジャパン 桜の心」が、天理文化協会で開催。草木染めを専門とする澤田の作品は、全て自然の花や枝、主に桜から染めた糸を使用している。桜染めという言葉から、桜の花びらの使用が連想されるが、実際用いられるのは「ひこばえ」と呼ばれる若い枝。この枝を煮出すと、最初は茶色だった煮出し湯が、一晩冷ますと真紅に変色することもある。今回の個展では、タペストリーをはじめスカーフなどの織物作品を展示する。

5月8日(水)~21日(火)
Tenri Cultural Institute of New York:43A W. 13th St.
212-645-2800
www.tenri.org



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