2019年5月17日号 Vol.349

第15回日系人会桜まつり
僧太鼓創設40周年
桜の植樹も

あしたの魔女ョー
山野内大使(左から2人目)、ダニエル・ドロム市議会委員(中央)、稲垣夫人(右から2人目)とJAA関係者


第15回「日系人会桜まつり」が4月20日(土)、フラッシング・メドウ・コロナ・パーク開催された。主催はニューヨーク日系人会(JAA)とニューヨーク市公園課。
朝からの雨で、満開だったソメイヨシノの花びらは散ってしまったが、地面に絨毯のように敷き詰められた様子もまた風流。勇壮な僧太鼓の演奏が始まると、雨も止み、花見客で賑わった。
日系人会桜まつりは、スーザン・ハマカーJAA副会長の司会で進められた。スキ・寺田ポーツ副会長の挨拶に続き、在ニューヨーク山野内勘二総領事・大使、クイーンズ区のコミッショナー、マイケル・ダケット氏らが挨拶した。
その後、田中智弥さん指揮でJAAコーラス、ニューヨーク沖縄クラブ/仁風会の三線と琉球踊り、鈴木百さん主宰の民舞座ジャパニーズ・フォークダンス・インスティチュートの 踊りや花笠音頭パレードなどが、華やかに繰り広げられた。
桜の木の下では、裏千家の茶の湯—野点も行われ、参加者は日本文化を楽しんだ。
フラッシング・メドウ・コロナ・パークの桜園は、稲垣茂元JAA会長が1992年に種から育てたのが始まり。2000年からは毎年植樹を続け、現在300本近い桜が植えられている。
第1回目の桜まつり以来、太鼓演奏で祭りを盛り上げている僧太鼓は、今年創設40周年記念を迎えるということで、今年はそれを記念し新たな桜の植樹もなされた。今年も新しい桜の木が、JAA創設の桜園に加わった。
今年の桜まつりも、長年の支援者である稲垣千枝子夫人から寄付があり、それによって弁当300個と出演者への出演料が賄われた。


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