2020年6月5日号 Vol.375

殺陣波濤流NY、リレービデオ
自宅で闘うユニークな侍たち


香純氏(写真上)と参加した練習生たち(一部)


パフォーミングアーツとしての殺陣やアクション技術を指導する道場「殺陣波濤流NY(代表:香純恭)」が、37人の練習生たちによるリレービデオを制作した。

自宅待機条令により道場は一時閉鎖され、創立を祝う周年祭に向けた稽古も中止。香純氏は、「エンターテインメント従事者は仕事を失い、子ども達は表現の場を失いました。何か遠隔でも行え、皆で一つの目標に進める企画はないかと考えたのがきっかけです。それぞれがストレスを感じ始めていたこともあり、家族で参加し、楽しめる作品にしたかった」と説明する。

作品タイトルは「Quarantined Samurai(隔離された侍)」。コロナ禍での困難な状況を「エイリアン襲来」に見立て、それに人間が立ち向かうというストーリーだ。映像は正坐した香純氏が床に刀を置き、礼をしたところからスタート。登場する練習生たちが、それぞれの「動き」を次々と繫いでいく。「未来の子ども達のために、どんな状況になっても、自分達の創造性や培われてきた絆は決して失う事はないと、インパクトのある形で伝えたかった」と香純氏。視聴は別記YouTubeで。

Quarantined Samurai
https://youtu.be/MW8o7HVzXgE



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