2019年6月14日号 Vol.354

「こじま」NYに寄港
船上パーティー開催


(左から)野田英里子さん、寺本清織さん、伊藤拓巳さん、三柳裕聖さん


 海上保安官を育成する海上保安大学校の練習船「こじま」がニューヨークに寄港。6月6日(月)、ブルックリンのピア7に停泊中の同船甲板上で、レセプションパーティーが開催された。在NY日本国総領事館の山野内勘二総領事・大使、阿部康次首席領事、米国沿岸警備隊(USコースト・ガード)関係者らが招かれた。
 練習船「こじま」は、93年に就役した世界でもトップレベルの大型練習船。この春大学を卒業した女性5人を含む44人の生徒が、最後の実習として4月に呉を出港。サンフランシスコへ寄港後、パナマ運河を経由しNYに到着した。
 レセプションでは始めに戸ノ崎博宣船長が挨拶。続いて沿岸警備隊のジェイソン・タマ隊長が、実習生らに激励の言葉を贈った。学生らは長旅の疲れも見せず、剣道、書道、茶道などの日本文化、同校の応援歌を披露。和食や和菓子などで来客をもてなした。
 横浜出身の伏見真凛さんは「海が好き」、「何かを守りたい」と同校を志望。実習後は北海道への配属を希望している。他にも「漫画から映画化された『海猿』に憧れた」「父の背中を追いかけて」など志望した理由は様々だが、「守りたい、人の役に立ちたい」という共通の使命感が感じられた。


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