2018年6月15日号 Vol.327

アルビンエイリー
世界初演「EN」に瀬河出演
リンカーンセンターで公演

瀬河

アルビン集合


モダンダンス・カンパニー、アルビンエイリー・アメリカンダンスシアターが、6月13日(水)から17日(日)までリンカーンセンターのデービッド・コーク劇場で公演を行う。カンパニー唯一の東洋人ダンサー・瀬河寛司(せがわ・かんじ)=写真=も出演する。
瀬河が出演するのは、6月13日(水)、16日(土)公演の「EN」。今シーズンのハイライトであり、振付家ジェシカ・ラングによる新作だ。今回が世界初演となる。
日本語の「縁」と「円」を意味する「EN」は、時間の流れの中にある人間の出会いと運命をテーマとした作品。瀬河はラングの振付補佐兼ダンサーとして出演する。
そのほか、アルビン・エイリー振付による「レベレーションズ」も上演される。1960年の初演以来、世界中で上演されているアメリカモダンダンスの代表作だ。
瀬河は神奈川県出身。幼少の頃、母・亜甲絵里香の下でモダンダンスを始め、クラシックバレエは堀内完、堀内充に師事する。1997年文化庁派遣芸術家在外研修員に選ばれ来米し、エイリースクールで学ぶ。エイリーIIに在籍後、2002〜10年はバトルワークス・ダンスカンパニーに所属し、振付家マーク・モリスのプロダクションに多く出演した。06年には「ダンスプロジェクト・ニューヨーク(DPNY)」を設立し、日米でワークショップを開催。後進の育成にも尽力する。アルビンエイリー・アメリカンダンスシアター入団は11年だ。
振付家のラングは、自身のダンスカンパニー「ジェシカラング・ダンス」の芸術監督。「視覚構築の手練」と称され、アメリカンバレエシアター、英国バーミンガム・ロイヤル・バレエ団ほか多くのバレエカンパニーに招聘され振付を提供する。
「EN」は、ラングの振付100作品目の記念作品となる。

■6月13日(水)〜17日(日)
★「EN」上演:13日(水)・16日(土)
■会場:Lincoln Center
 David H Koch Theater
 20 Lincoln Center
■$29〜
www.alvinailey.org



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