2020年6月19日号 Vol.376

ユナイテッド航空
搭乗前に健康チェック
COVID-19対策で



ユナイテッド航空が新型コロナウイルス対策の新しい取り組みとして、6月10日から、チェックイン時に全乗客に対し、健康セルフチェックシートへの記入を義務付けている。このような安全対策を講じるのは、米大手航空会社で初めて。

このセルフチェックシートは、「レディ・トゥ・フライ(出発準備完了)」と呼ばれる。米クリーブランドクリニックの助言で導入されたチェックリストで、米国疾病管理予防センター(CDC)、世界保健機関(WHO)の指針に沿って作成された。チェックリストには以下のような項目が含まれる。

●機内でのマスク着用への同意
●過去21日間に COVID-19に感染しておらず、過去14 日間に、摂氏38度を超える体温、咳、呼吸困難、悪寒、筋肉痛、のどの痛み、直近の味覚や嗅覚の喪失など、症状がないことの確認
●過去14日間に伝染性疾患により他の航空会社から搭乗拒否されていないこと
●過去14日間に COVID-19感染者と密な接触がないこと

これら健康セルフチェックシートへの記入は、ユナイテッド航空のアプリや、ウェブサイト(別記)で可能。その場合、空港の自動チェックイン機では、全項目を確認したことを示す「承認」ボタンをクリックすることが求められる。

空港カウンターでチェックインする際は、搭乗券を受け取る前に、空港スタッフにより口頭で全チェック項目が確認される。全質問事項が確認できない場合、もしくは旅行を取りやめる場合には、旅客は別便への予約変更が可能。

ユナイテッド航空は、4月から機内乗務員に対して乗務中のマスク 着用を義務付け、5月からマスク着用義務を乗客にも広げた。現在は、機内で業務を行うパイロットや空港旅客担当社員、整備士など全社員にマスク着用義務を拡大している。

ユナイテッド航空
united.com/checkin


HOME