2022年7月8日号 Vol.425

福島県会津フェア
伝統工芸品を展示販売
自然との調和尊ぶ作品群

会津木綿

福島県会津フェア「A message from the Mountain〜Aizu, Fukushima Japan〜」が、7月14日(木)から24日(日)まで、ブルックリンのHacoプロジェクトスペースで開催される。オープニングレセプションは7月16日(土)。

テーマはサステイナビリティー。自然との調和を尊び、世代を超えて受け継がれてきた福島県会津産の伝統工芸品(漆器、陶器、木綿)を集め、展示・販売する。



会津木綿は、「はらっぱ」「Yamma」「IIE Lab」の3ブランドが出展。数ある木綿商品の中でも、会津木綿は優れた耐久性と、独特な色使いが特徴だ。1600年代から、会津の盆地気候に適した布を追求し、夏は通気性、冬は保温性が高い機能的な作業着として作られたのが会津木綿だった。現在は、洗うたびにこなれ、丈夫で長持ちする普段着として、おでかけ着として、体と環境に優しいテキスタイルとして活用されている。

会津漆器

会津漆器の出展ブランドは「北見八郎平商店」。産業の始まりは400年前で、漆器の素地となる木地(きじ)は、南会津で育つ木が使われる。家族何代にも渡り長い年月を共に過ごす、究極のサステイナビリティーだ。

会津本郷焼

陶器、磁器ブランドは「会津本郷焼組合」。こちらも400年の歴史を持つ伝統工芸だ。焼き物の産地としては珍しく、土を原料とした陶器と、石を原料とした磁器が、同時に作られるのが会津本郷焼の特徴だ。個性豊かな作家が共存する環境で、今も独自の発展を遂げている。

■7月14日(木)〜24日(日)
■オープニングレセプション:
 7月16日(土)4:00〜6:00pm
■会場:HACO -project space-
 31 Grand St., Brooklyn
■TEL: 917-582-0803
www.haconyc.com


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